こけしさん「仮名」はこけしに似た美人女性である。そんな女性の初恋のお話しです。
女性は中学校に進学した。
そんな女性には小学校から好きな男子がいた。
サッカー部に所属する爽やかなイケメン男子であった。
小学生からずっと気持ちを伝えることができなかったが、中学2年生のバレンタインデーに手紙を添えて告白することを決意した。
手紙には、
ずっと好きでした。
良かったら付き合ってください。
PSこけし「仮名」
と想いを綴った。
学校帰りに告白する計画であったが、声をかけることができなかった。当時は携帯電話もなく、連絡をとる手段もなく、帰宅後の男子の家へ行き、直接、想いを伝えることにした。
チャイムをおし、男子を呼び出した。
ドキドキしながらでてくる男子をまった。
その時であった。
興奮しすぎて、鼻血がでた。
恥ずかしさと動揺により、男子がでてくる前にダッシュで立ち去った。
さらに、
家のガレージから男子のお母さんの自転車を盗んで逃げた。
その後、こけしに似てるという分かりやすい特徴によりすぐばれたらしい。
後日、母親と一緒に自転車を返すために、男子の家に菓子折りを持って謝りに行った。
初恋ははかなく終わった。
悲しい初恋の思い出をこけしに似た顔で静かに語った。
伝説は続く