横浜海軍航空隊③ | 航空戦史 雑想ノート【海軍編】

横浜海軍航空隊③

横浜海軍航空隊③

昭和17年5月3日
「ツラギ攻略作戦」
0100 軽空母「祥鳳」の飛行隊[零戦3機、九七式艦攻3機]の掩護下に、海軍呉鎮守府第三特別陸戦隊430名がツラギ島に上陸を開始。
ツラギ、タナンボコ、カマンボ、ガブツの各島を無血攻略。
1400 ラバウルよりツラギに九七式大艇3機が進出。


昭和17年5月4日
「哨戒飛行/ツラギ基地」
早朝 九七式大型飛行艇3機が哨戒の為、ツラギを発進。
【編成】
九七式大艇3機

同日
「ツラギ地区米艦載機空襲」
ツラギに米第17機動部隊「ヨークタウン」機延べ99機が来襲、反復攻撃を受ける。
敷設艦「沖島」、駆逐艦「菊月」「夕月」、輸送船「高栄丸」「吾妻山丸」
0615 第一波のSBD艦上爆撃機28機がツラギ上空に到達。
0620 続いてTBF艦上攻撃機12機が港内に突入。
港内にあった特設水上機母艦「聖川丸」飛行機隊の水偵3機が緊急発進したが、水上滑走中に1機が炎上沈没。
0930 第二波のSBD艦上爆撃機27機、TBF艦上攻撃機11機が来襲。
第二波を九五式水偵1機、零式水偵1機が邀撃。TBF艦上攻撃機1機を撃墜。
1200 第三波のSBD艦上爆撃機21機が来襲。

【戦果】
 撃墜:3機以上[対空砲火] 
《米軍記録》
 損失:3機[被墜:TBF攻撃機1機/不時着:F4F戦闘機2機]
 損傷:8機[大破:SBD6爆撃機6機/TBF攻撃機2機]
【被害】
 沈没:4隻
 駆逐艦「菊月」
 掃海特務艇「玉丸」
      「第一号」
      「第二号」
 小破:2隻
 敷設艦「沖月」
 駆逐艦「夕月」

昭和17年5月5日
「米機動部隊索敵/ツラギ基地」
早朝 ツラギより九七式大艇6機が発進。
【編成】
 九七式飛行艇6機

同日
「米機動部隊索敵/ショートランド基地」
0330 ショートランドより九七式飛行艇3機が発進。
浦田清之助大尉機が一五五度四〇〇浬進出したところで消息を絶つ(「ヨークタウン」より発艦した第5戦闘機隊:V・F・マコーマック大尉指揮のグラマンF4F艦上戦闘機4機の奇襲を受け被墜)。
【編成】
 九七式飛行艇3機
 機長/浦田清之助大尉
【被害】
 損失:九七式飛行艇1機[未帰還]

昭和17年5月6日
「珊瑚海海戦・索敵/ツラギ基地」
0430 九七式飛行艇4機で、ツラギを発進。珊瑚海の南六五〇浬に扇状索敵を行う。
0810 山口清三飛曹長機が米第17機動部隊を発見。「敵ラシキモノ見ユ、大部隊 基地ヨリノ方位一九二度、四二〇浬」と打電。
0830 「敵ラシキ空母1、戦艦1、重巡1、駆逐艦5見ユ 針路一九〇度、速力二〇節」
「付近天候晴、視界50キロ 雲量4~5、雲高1,000メートル」
山口飛曹長機はその後、4時間10分にわたり接触をつづけた。
1200 「敵ノ航行序列、重巡、戦艦、空母 駆逐艦5ハソノ前方ノ3カイリニ捜索列ヲ張ル 各艦ノ距離500メートル、空母ノ甲板ニ飛行機30機有リ」と打電。

【編成】
 九七式飛行艇4機
 機長/   山口清三飛曹長

昭和17年5月13日
ツラギを撤退、ラバウルに引上げる。

昭和17年5月25日
「シドニー夜間爆撃/ラバウル基地」
ラバウルを発進した九七式飛行艇が、オーストラリア・シドニーの夜間爆撃を行う。
【指揮官】
 安達  大尉
【編成】
【戦果】
【被害】

昭和17年5月29日
ツラギに敵機来襲。
(詳細不明)

以下、④に続く
[筆者注:初稿。調査未完のため、今後大幅に校正予定です]