輸送機部隊について | 航空戦史 雑想ノート【海軍編】

輸送機部隊について

輸送機部隊について

開戦当時、海軍では輸送機の大部分が各艦隊に配備されるというかたちをとっていた。
以下は、昭和16年12月8日現在の陸上輸送機の定数

第一一航空艦隊
 第二一航空戦隊 [鹿屋空/東港空/一空]       4機
 第二二航空戦隊 [美幌空/元山空/付属戦闘機隊] 5機
 第二三航空戦隊 [高雄空/台南空/三空]       6機
第四艦隊
 第二四航空戦隊 [千歳空/横浜空]            8機
支那方面艦隊                          1機

これらの輸送機は「第□□艦隊司令部付属輸送隊」という名称だが、運用や整備は指定の航空隊で処理していた。
また、これらの他に落下傘部隊用の輸送機が多数準備されていた。
その後、輸送機の増大により、その効率的な運用が作戦上必要になってきた。

昭和18年5月1日付
第一航空輸送隊が編成され、横須賀鎮守府に配属された。
しかし、実際に運用を開始すると不便な面が多いため、航空輸送と飛行機の空中輸送を担当する輸送専門の特設航空隊を設けることになった。