第九五二海軍航空隊
佐世保鎮守府所管(特設)
第九五二海軍航空隊
【開隊】
昭和17年11月1日、『第十九航空隊』を改称
【装備機種】
水上偵察機
【原隊/原駐地】
(空白)
【最終所属】
第四艦隊・第六根拠地隊
【解隊】
昭和19年3月1日
【特記事項】
マーシャル諸島クェゼリン島エビジェ基地に配備、18年末から19年始めにかけての米軍の進攻で玉砕した。
昭和17年7月 9 日
マーシャル群島クェゼリン島にて、出港中の水雷母艦「神祥丸」(4,836㌧)を撃沈した米潜水艦「スレッシャー」に対し、対潜直衛中の十九空水上偵察機が、0632、クェゼリン南西21海里の水域で60㌔対潜爆弾を投下。最初の攻撃で船体に小破孔が生じ、気泡が出た。
なお、攻撃は交代の水偵がさらに爆弾2発を投下、さらにクェゼリンにあった練習巡洋艦「香取」(第六艦隊・旗艦)の水偵も協力、攻撃参加した。
【戦果】
撃破:米潜水艦「スレッシャー」(小破)
*「スレッシャー」は戦時中、日本商船17隻を沈め、第14位
昭和18年1月19日
ギルバート諸島マキン島付近で米潜水艦「スピアフィッシュ」に対し、九五二空マキン派遣隊の零式水上偵察機が深度42㍍で潜航中の「スピアフィッシュ」に60㌔対潜爆弾を投下。
主モーターと第2潜望鏡に損傷を与えた。
【戦果】
撃破:米潜水艦「スピアフィッシュ」(中破)
*「スピアフィッシュ」は戦時中、日本商船4隻を沈めた。
[筆者注:調査未完]
[初稿。今後大幅に加筆、改訂予定]