第五八二海軍航空隊
舞鶴鎮守府所管(特設)
第五八二海軍航空隊
【開隊】
昭和17年11月1日付、『第二航空隊』より改称された。
【装備機種】
(艦上戦闘機)・艦上爆撃機・(艦上攻撃機)
【原隊/原駐地】:
(空白)
【最終所属】
第十一航空艦隊/第二十五航空戦隊
【解隊】:
昭和19年3月4日
【特記事項】
第二航空隊としてラバウルに進出して以来、引き続き同地に止どまり作戦を継続した。
昭和18年1月10日
0820 “八一号作戦”からの帰途についた船団を、上空の五八二空の九九式艦上爆撃機が、ニューブリテン島南東で潜航中の潜水艦を発見、対潜爆弾3発を投下。
第四駆逐隊の駆逐艦「舞風」も連絡を受け、爆雷攻撃を加える。
0840 これらの攻撃が有効だったらしく、潜水艦は突然、急角度で艦首を海面に突出した。
「舞風」と第十七駆逐隊の駆逐艦「磯風」が砲撃、九九式艦爆も爆撃を加え、潜水艦撃沈された。
これが米潜水艦「アルゴノート」の最後で、艦長J・R・ピアース少佐以下105名全員が戦死した。
【戦果】
撃沈・米潜水艦「アルゴノート」【協同:九九式艦爆/駆逐艦「舞風」/同「磯風」】
*「アルゴノート」には、撃沈戦果は無い。
ガダルカナル島攻防戦は完敗、撤退となり昭和18年2月に撤収作戦の「ケ」号作戦が実施され、ブインに前進していた五八二空艦爆隊は2月1日早朝出撃、撤退の輸送船団に迫りつつあった米巡洋艦隊を攻撃、巡洋艦1隻を轟沈、駆逐艦1隻を撃沈した(レンネル島沖海戦)。
攻撃隊指揮官:北村大尉は、出発前に「本日の投下高度、350 ㍍以下当たるまで」と命じた。それは艦爆の通常の投下高度より100㍍低かった。それは、「引き起こし操作時の遅れを入れると高度は300㍍以下になり、自分の投下した爆弾が飛んで来るぎりぎりの限界」(松波清「ラバウル艦爆隊ソロモン決戦譜」『予科練のつばさ』七期雄飛会著より)だった。
昭和18年4月の「い」号作戦の戦果も束の間、6月に入り米軍の中部ソロモン進攻は本格化し、前進基地ブインへの空襲が激化、再びラバウルに後退した。
昭和19年3月ラバウル進出のまま解隊された。
[筆者注:調査未完]
[初稿。今後大幅に加筆、改訂予定]
第五八二海軍航空隊
【開隊】
昭和17年11月1日付、『第二航空隊』より改称された。
【装備機種】
(艦上戦闘機)・艦上爆撃機・(艦上攻撃機)
【原隊/原駐地】:
(空白)
【最終所属】
第十一航空艦隊/第二十五航空戦隊
【解隊】:
昭和19年3月4日
【特記事項】
第二航空隊としてラバウルに進出して以来、引き続き同地に止どまり作戦を継続した。
昭和18年1月10日
0820 “八一号作戦”からの帰途についた船団を、上空の五八二空の九九式艦上爆撃機が、ニューブリテン島南東で潜航中の潜水艦を発見、対潜爆弾3発を投下。
第四駆逐隊の駆逐艦「舞風」も連絡を受け、爆雷攻撃を加える。
0840 これらの攻撃が有効だったらしく、潜水艦は突然、急角度で艦首を海面に突出した。
「舞風」と第十七駆逐隊の駆逐艦「磯風」が砲撃、九九式艦爆も爆撃を加え、潜水艦撃沈された。
これが米潜水艦「アルゴノート」の最後で、艦長J・R・ピアース少佐以下105名全員が戦死した。
【戦果】
撃沈・米潜水艦「アルゴノート」【協同:九九式艦爆/駆逐艦「舞風」/同「磯風」】
*「アルゴノート」には、撃沈戦果は無い。
ガダルカナル島攻防戦は完敗、撤退となり昭和18年2月に撤収作戦の「ケ」号作戦が実施され、ブインに前進していた五八二空艦爆隊は2月1日早朝出撃、撤退の輸送船団に迫りつつあった米巡洋艦隊を攻撃、巡洋艦1隻を轟沈、駆逐艦1隻を撃沈した(レンネル島沖海戦)。
攻撃隊指揮官:北村大尉は、出発前に「本日の投下高度、350 ㍍以下当たるまで」と命じた。それは艦爆の通常の投下高度より100㍍低かった。それは、「引き起こし操作時の遅れを入れると高度は300㍍以下になり、自分の投下した爆弾が飛んで来るぎりぎりの限界」(松波清「ラバウル艦爆隊ソロモン決戦譜」『予科練のつばさ』七期雄飛会著より)だった。
昭和18年4月の「い」号作戦の戦果も束の間、6月に入り米軍の中部ソロモン進攻は本格化し、前進基地ブインへの空襲が激化、再びラバウルに後退した。
昭和19年3月ラバウル進出のまま解隊された。
[筆者注:調査未完]
[初稿。今後大幅に加筆、改訂予定]