第九三四海軍航空隊 | 航空戦史 雑想ノート【海軍編】

第九三四海軍航空隊

呉鎮守府所管(特設)

第九三四海軍航空隊

【開隊】
昭和17年1月1日、『第三五航空隊』を改称
【装備機種】
水上偵察機・水上戦闘機
【原隊/原駐地】
(空白)
【最終所属】
第四南遣艦隊
【解隊】
昭和19年10月1日

【特記事項】
改称後、バリクパパンからアンボン、さらにセレベス島マカッサルへ移動。


昭和18年11月23日
0903 船団護衛の九三四空の水上偵察機が、ハルマへラ島の西の地点で潜水艦を発見。急降下で60㌔九九式対潜爆弾2発を投下。
同機は敷設艦「若鷹」(第二南遣艦隊・第二十五根拠地隊)を現場に誘導。
同艦も潜水艦を右斜め前2,500㍍の距離に探知した。
0908 「若鷹」は爆雷11個を投下。
0923 爆雷4個を投下。
0933 爆雷4個を投下。この時の4発目の爆発で異様な黒い水柱が上がり、その中心点から半径500㍍にわたり油紋が広がり、木片やコルクが発見された。
なお、付近にいた陸軍の舟艇も救命筏1個を発見している。
これが米潜水艦「カペリン」の最後と思われ、艦長:E・E・マーシャル少佐以下全員が戦死した。
【戦果】
撃沈:米潜水艦「カペリン」【協同:水偵/敷設艦「若鷹」】
*「カペリン」の戦時中の戦果は、昭和18年11月にボルネオ沖で沈めた「国宝丸」(3,127総㌧/玉井商船)のみ。

 

【参考文献】

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[筆者注:調査未完、今後大幅に加筆・改訂を予定しております]
 

初稿  2005-02-03