海口海軍航空隊

海口海軍航空隊〔中国〕

【開隊】
昭和１８年１０月１日付
海南島・海口航空基地にて
艦上戦闘機、艦上爆撃機の実用機教育を担当。
同時に台湾近海航路の哨戒、南支那方面の局地防空、台湾の防空を兼ねる

【主要装備機】

零式艦上戦闘機／九九式艦上爆撃機


【司令】
【副長】
【飛行長】
【飛行隊長】
【飛行分隊長】
【飛行分隊士】

杉尾茂雄　飛曹長　（乙飛５期）　　１８年１０月～１９年５月　神ノ池空へ
橋本勝弘　飛曹長　（操練２５期）

吉松　要　 上飛曹　（操練４１期）
森　栄　　　上飛曹　（操練５０期）
伊藤茂美　一飛曹　（　）
宮本守男　一飛曹



【備考】
昭和１９年３月
練習航空隊の『三亜海軍航空隊』・『海口海軍航空隊』からも教員を選抜し、海南島方面の防空部隊を編成した。

昭和１９年３月４日
「海口基地邀撃戦」
Ｂ２５-１０機、Ｐ４０-８機が海口基地を奇襲。
邀撃戦にて自爆２機。
【編成】

不明
【戦果】

不明
【被害】

自爆：零戦２機
地上大破炎上：１１機
戦死２９名 負傷６９名

昭和１９年３月１４日
「海口基地邀撃戦」
詳細不明
【編成】

不明
【戦果】

不明
【被害】

中小破：７機
格納庫焼失１棟
沈没：若松丸(３７０㌧)

昭和１９年４月５日
「南寧基地攻撃」
1455　爆装零戦２４［三亜空-１２/海口空-１２］機 <内１機引返す>
制空隊として二五四空の零戦９機（前田大尉指揮）が海口基地を出撃。
1637　制空隊はＰ４０-１０機［米軍記録：出撃Ｐ４０-５機］と交戦。空戦戦果は無し。
1650　制空隊は銃撃を開始。Ｂ２５/Ｐ４０-各１機炎上。
1815　制空隊全機、海口基地着。
【総指揮官】

前田　博　大尉
【編成】

二五四空：零戦９機（制空隊）
第一小隊・第一区隊

　一番機　前田　博　大尉
　二番機
　三番機
第二区隊

　一番機
　二番機
　三番機
第三区隊

　一番機
　二番機
　三番機
三亜空：爆装零戦１２機（銃爆撃隊）
第一中隊・第一小隊

　一番機　中原常雄　 中尉　　 未帰還
　二番機　吉田一平　 一飛曹　燃料不足の為、囲州島飛行場に不時着 ＊撃破：Ｐ４０-１機
　三番機　石岡浅五郎一飛曹　未帰還
　四番機　北岡富五郎一飛曹　未帰還
第二小隊

　一番機　堀田芳夫　 少尉
　二番機 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三亜空・編成不明：二名
　三番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　久米武男　 上飛曹　未帰還
　四番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡部太助　 一飛曹　未帰還
第三小隊

　一番機　堀　光雄　　上飛曹　被弾 囲州島飛行場に不時着
　二番機
　三番機
　四番機
海口空：爆装零戦１２機（爆撃後、直衛隊）
第一中隊・第一小隊

　一番機　橋本勝弘　 飛曹長　被弾１６発 ＊撃墜・Ｐ４０-１機
　二番機 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海口空・編成不明：四名
　三番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉松　要　　上飛曹　未帰還
　四番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森　栄　　　 上飛曹　未帰還
第二小隊　　　　　　　　　　　　　　　　　　 伊藤茂美　 一飛曹　未帰還
　一番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮本守男　 一飛曹　未帰還
　二番機　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　三番機
　四番機
第三小隊

　一番機
　二番機
　三番機
　四番機
【戦果】

撃墜：Ｐ４０戦闘機９機［うち不確実２機］
地上炎上：Ｂ２５爆撃機２機　Ｐ４０戦闘機３機
《米軍記録》

被墜：Ｐ４０戦闘機２機
損傷：Ｐ４０戦闘機１機
炎上：Ｐ４０戦闘機１機［地上］
中破：Ｐ４０戦闘機１機［地上］
戦死：１名
【被害】

自爆：２機
未帰還：７機
不時着：４機
搭乗員戦死：９名


昭和１９年４月６日
「海口基地空襲」
Ｂ２５/Ｐ４０の戦爆連合が来襲。
【戦果】

不明
【被害】

不明


昭和１９年４月７日
「海口基地邀撃戦」
夕方 Ｂ２５/Ｐ４０の戦爆連合が来襲。
【戦果】

無し
【被害】

地上炎上：３機
大破：５機
戦死傷：３０数名


昭和１９年５月１日
解隊。


【参考文献】

テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。

[筆者注：調査未完につき、今後大幅に加筆、改訂を予定しております]

初稿　　2005-01-27