3年前の今日、やっとピコの病気に気が付いた日なんだよな。


会社から帰ってきたら、ピコの呼吸が苦しそうで。


ヒューヒューと、呼吸音がしていた。


ピコはこの日まで、どれだけ一人で苦しんでいたのかと思うと、泣けてくる。


3年前の6月30日の朝、私が会社に行くのをどんな思いで、見ていたのだろうか?


何処に行くのかなんてピコには分からなかっただろうけど、私に側にいてほしかっただろうな。


ピコの具合の悪さに、気が付かなかった鈍感な私だけど。


私が会社に行っている間、一人で心細くて、苦しかっただろうな。


あの時のピコの気持ちを思うと、申し訳なくて、泣けてくる。


私が帰ってくるまで、頑張ってくれて良かったと思う。


ピコとの突然の別れが来ていたら、今よりもっと立ち直れていなかったと思う。


なんて相変わらず、自分のことしか考えていないな。