地震が起こった日、家にいた。


幼稚園から戻って、着替えて、おやつを食べて、そろそろ


カワイ音楽教室へ行こうか。。。と思っていた矢先に


揺れた。


ソファーの前に座っていた娘。


もちろん大きな地震の経験はない。


何が起きているのかわからない。


揺れている時間が長かったけど、マンションの構造のお陰か


さほど強い揺れではなかったので、物が落ちたり、棚が転倒


したりしなかった。


娘も怖がったりしていなかった。



地震の日から、休みなしで出社している旦那。


昨日(というか今朝)は深夜1時過ぎに帰宅し、


夕飯(と言える時間ではないが)を食べて、


2時ごろ就寝。



いつも旦那と2人で寝ている娘。


普段は帰りも早く、毎晩ご飯の前にトランプをして、


一緒にお風呂に入り、ベッドで一緒い寝ている。


寝る前に必ず本を読むのだけが、私と。



昨日は、お風呂に入って、歯磨きをして、本を読んで、


ベッドで寝ると言う娘。


時間も遅かったので、手をつないでいたら、すぐ眠りについた。



旦那は2時に就寝、私は一人で別室で2時半ごろ寝た。


4時ごろ娘が号泣して、私のところにきた。



まだ暗いし、何が起こったのか、しばらくわからなかった。


ドアを開けて、「どうしたの?」と抱き上げると娘は、


「ママと一緒に寝たかったの。」と言う。


「じゃあおいで。」と言うと、首を横に振って泣いている。


どうやら3人で寝たいということらしい。


抱っこしてベッドへ連れていき、3人で寝た。


旦那は一瞬目を覚ましたが、すぐに高イビキ。


娘も何ごともなかったように寝息をたてた。



ここ1ヶ月位前から旦那と2人で寝るようになったのは、


3人で寝ようというメッセージだったんだ。



男性は、女性からしかエネルギーを補充できない。


だから、夫婦は一緒に寝ないといけないんだと、


前に聞いたことがある。



その時は、なるほどなぁ。。。


と思い、しばらくは続けていたが、いつの間にか


全く生活リズムの違う旦那とは一緒に寝ることがなくなっていた。



これも震災のお陰と言っては、被災した方々に申し訳ないが、


いろいろな事を沢山の人たちに氣づかせてくれるのだと


思う。



放射能から避難するために関西より西へ行く人が多い。


フランス人は、フランス政府の資金で帰国した。


幼稚園に通っているドイツ人の子も関空からドイツへ帰国する


予定が、年長のお兄ちゃんがインフルになり、関空で


足止めとのこと。



普段いかに電気に頼っている生活をしているか、


ということも良くわかった。



今朝のニュースで、中学校の卒業式を決行し、


送辞や祝辞はカットし、答辞を希望の言葉として話した学校を


インタビューしていた。



ネガティブな事ばかりに目を向けず、家族や身近な人たちの


絆や有難さに氣づき、感謝して、今後の希望にしていこう


というような内容だった。(ラジオで聞いたので、正確ではない)



本当に日々の生活がいかに恵まれていたのかを痛感する。


そして、ニュースばかりに目を向けず、現実を受け入れ、


情報に左右されることなく、いつもの生活をしていくこと、


そして、もっと一番身近にいる娘に目を向け、言葉をかけ、


抱きしめていくこと、これが何より大事だと思う。



休みなしで働いている旦那の身体も心配だけど、


今自分にできることは、家族を支えること。



夜遅く食べるのに消化の良い物を作って迎えようと思う。