毎月、娘の通う幼児園リンゴりんごの木 のお話会


(いわゆる父母会)が昨日あった。


いつも、お題があるわけではなく、愛子さんが話すことから


いろいろ発展したり、誰かが質問を投げかけたり、


何でもありの時間。


昨日は、愛子さんがどこかの幼稚園に呼ばれて講演会を


した後にあった質問についてだった。



年長の男の子がクラスの子に対して、


「おまえなんか自殺しろ」と言ったという。


明らかに皆が動揺することをわかっての発言だったらしい。


保育者は、子どもが言うことなんだから、「流せばいい。」と、


言ったらしい。


言われた側の母親は、「それでいいのか。。。」と思ったと言う。


でも、父親は「子どもの言うことなんだから、氣にしなくていい。」


と、言った。


その言葉の意味は、これから世の中には理不尽なことが


たくさんあるのだから、乗り越えて欲しいということらしい。



愛子さんの見解は、


まず、なぜ5、6才児がそういう言葉を使ったかということ、


その子の心の深い部分、背景がとても氣になる。


「自殺」するということは、ただ単に自分で死ぬという意味だけは


わかって言っているのだろうけど、命の大切さや、


自ら命を絶つということがどういうことなのかを、


その子にきちんと話す必要がある。


そして、決して流せる問題ではない。


確かに、大人の世界は理不尽なことばかり。


でも、子どもも理不尽な事はわかっている。


それをわざわざ理詰めで説明する必要はない。


わかっているんだから。


何か心が折れるような出来事があった時に、


自分の心を元に戻すのに子どもはとても時間がかかる。


それを大人は待ってあげられない。


直ぐに結果や答えを求めすぎる。



時間がかかるけど、「仕方ない」「まあいっか」と、


切り替えられる力は子どもにもあるのに。



子どもの心に添う大人が少ない。



というのが、愛子さんのお話だった。


いつも思うのは、マニュアルどおりの子育てを


したがる大人が多いなぁ。。。ということ。


それは親に限らず、保育に携わる大人も。



情報が多い時代だからこそ、何が必要なのかを


きちんと判断して、取捨選択できる大人になりたい。


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