一昨日は、リンゴりんごの木で月に一度のお話会。


普通は父母会なんだろうけど、りんごの木は愛子さんのお話を

月に一度聞くことができるので、万障繰り合わせて参加するママが多い。


娘と同じ年の子が3人目というママも多いので、

上の子の用があったりすると出られない人もいたり、早退する人もいる。

自由参加なので、何でもあり。


今回の愛子さんのお話は、

「孤立している(孤独を感じている)子どもが多い。」と言うことについて。


日本人の子どもの30%が「孤独を感じている。」と、ユニセフ(だったかな?)

のアンケート結果で出ているらしく、断突の世界一!
2位以下の数%を大きく引き離しているそう。



愛子さんが、いろいろな所で講演会などへ出向いた時に、

ママに質問をする。


「公園で子どもが水遊びをしたらどうするか?」


だいたいの親が口をそろえて「やめさせる。」と、言う。


・濡れるから。
・友達を濡らすから。
・風邪を引くから。

という理由。


少し前は、水が大事だからというような意見もあったけど、

今は「人間関係」を第一に考えている親が非常に多いということ。


水遊びをさせない=身を守る、ガードする

それが個人主義となっていき、

まわりとかかわらない、かかわれない=孤独となる。


子どもが孤独だと、親ももちろん孤独。


言いかえれば、親がそうさせているのだが。。。


昔は、近所づきあいだとか、まわりの大人も子どもも皆、

関わりを持って生活していた。


核家族やマンション住まいが、そういう関わりを稀薄にしている

要因が大きいと愛子さん。

確かに隣に住んでいる人は何をしているのか知らなかったり、

同じマンション同士のつきあいなどなかったりが当たり前の時代。


でも、問題はそれだけではないだろうけど。


りんごの木は、誰かが困っていたら、できる人ができる時に

お手伝いをするしくみが出来上がっている。


それは、愛子さんが指示をするのではなく、りんごの木で

昔からやっている事を代々受け継いでいるので、自然と皆が同じ

方向を向いているんだと思う。


上の子がお世話になっている時に出産して、皆に助けてもらった。
先輩方に自分ができる時にお返しすればいいんだと言われて、

「そうなんだ。」と、今できることをしていたりする。


同じクラスのR君ママKUちゃんは、R君が3人目で娘と同じクラス。

前にりんごの木で保育の経験もあるので、どちらの氣持ちもわかる人。

今度、保育中にりんごの木の絵本を修理しよう!と提案してくれた。


見返りを求めて何かをする人は誰もいない場所。

できる時にできる人ができる事をすればいい。

これって、今どき簡単なようで意外と難しい。


昔の「古き良き時代」には、そんなことはごく当たり前に

皆がしてきたこと。

それが今は、「自分さえ良ければ。」の人種が幅をきかせて、

人間関係が希薄になっているんだろう。


だから、子どもも大人もりんごの木が大好きなんだと思う。


それと、もう一つ愛子さんのお話で、

主婦は、「しゃべる・食べる・買う」ことでかなりストレス解消が

できているし、ネットワーク作りも上手いので、あまり引きこもったり、

うつになる人が少ないだろうけど、反対にパパは社会で疲れきっていて、

趣味やストレス解消方を持たない人が多く、精神的にまいってしまう。


お隣のクラスのKちのパパのように2ヶ月育休を取れば、

社会と離れて、いろいろな事が見えていいんだけど、そういう人は稀。

だから、パパ同士のコミュニティを作ったらどうか、という提案があった。


りんごの木のイベントでも、パパ達は子どもの面倒を見ていたり、

積極的に参加している人は少ない。


「どう関わればいいのかわからない。」人が多いし、もっと巻きこめば

「楽しかった。」という人も多いので、どんどん参加してもらえばいいと

言っていた。


今どきは育メンパパが多いけど、ウチの旦那は運動会がせいぜい、

いや精一杯だろうな。


若いパパ達を元氣にするべくコミュニティを立ち上げるのはいいかも。


そんな、こんなのお話会でした。