元々従来のレーザーでも黒一色のタトゥーに対しては
効果がありました。
当然ピコレーザーでも黒一色のタトゥーに効果はあります。
ただ決定的に違うのは全体の治療期間です。
こちらの症例は5回照射時の症例ですが、
従来のレーザーならば同じ回数とはならない可能性もありますので、
大体2年くらいはかかっていたと思います。
従来レーザーでは次回照射まで3ヶ月~4ヶ月。
ピコレーザーですと1ヶ月半~2ヶ月、期間をあける必要があります。
上記画像を従来レーザーで除去しようとしましたら、
6回 × 4ヶ月 =24ヶ月
と、黒一色であっても2年近くかかっていた可能性もあります。
しかしピコレーザーでは、
5回 × 2ヶ月 = 10ヶ月
と1年かからない可能性も多くあります。
ピコレーザーの方が、きれいに消え、
短い期間でタトゥー刺青除去を行うことができます。
【タトゥーの症例について】
タトゥーの症例は、途中経過のものです。
皮膚の性状により、完全に消えて、
入れる前の状態には戻らない場合もあります。
創傷治癒過程(傷が治ろうとする過程)
において炎症反応は必須であるために、
その結果多少の萎縮化や
瘢痕化を伴いますが、
程度によって適切な
処置や薬の処方をさせて頂きます。
照射後は一時的な色素沈着が起こります。
また、照射回数を重ねると
色素脱失が起こる可能性があります。