自己啓発においても
よく
自分の理想の人を思い描け
と言われます。
理想の人の写真を待ち受けにしたり
壁に貼ったりすると
目標が現実的になり
達成が近づくのだそうです。
あなたには
そういう人がいますか?
どんな人になりたい?
とか
ロールモデルは?
とか
聞かれたときに、
わたしには
いつも頭に思い浮かぶ人がいます。
その人は
ヨガを教える人でした。
初めて会ったのは
わたしが
運動指導の仕事をはじめたばかりの頃。
わたしのお店に
トレーニングをしにきてくれて
その後
何度かご一緒しました。
わたしも
その人のヨガを何度か受けました。
ずっと見ていたくなるくらい綺麗な顔で
赤ちゃんのように邪気がない人でした。
気づくとどこか海外にいて
気づくと職場が変わっていて
どうやって生活しているのかよくわからない。
行った先々に友達がたくさんいて
お子さんもいて恋人もいて
よく飲みよく食べ
よく笑いよく怒り
フットワークが軽やかで
いつも楽しそうな人でした。
見た目も中身も
わたしとは
違いすぎて
決して友達だったとは言えないし
会った回数も多くはない。
でも、なぜか、
その人の家でふたりでヨガをしたり
岩盤ヨガを受けた後そのまま話し込んだり
お気に入りの本を贈り合ったり
そういう時期がありました。
ここ何年も
会っていなくて、
でも
どういう人になりたい?
という質問に出会うたび
わたしは
必ずその人を思い浮かべるんです。
べつに
海外に行きたいとか
自由な生活をしたいとか
破天荒な生き方をしたいとか
そういう
外側のことではなくて、
その人のように
笑える人になりたかった。
心と体がつながっている人。
その人がよく
ヨガの最後に言っていた言い回しを借りれば
自分の心に光を持っている人。
たぶん
これからもずっとそうでしょう。
ひっそりとした
数少ないお付き合いだったので
その人とわたしに
個人的な交流があったことを知っている人は
この世にふたりくらいしかいません。
そのうちのひとり
その人が当時付き合っていた男性から
昨夜
その人の訃報を聞きました。
一晩考えてわかったんだけれど
わたしは
いつかもっと仲良くなりたかった。
いつか心に光を持てたら
会いにいきたかった。
その人の周りには
たくさん友達がいて
たくさんの人に愛されていたので
わたしよりも悲しんでいる人が
たぶん大勢いると思います。
その全員に祈ります。
その人が昔
わたしに言ってくれたこと
「あっこさんがやりたいことをして楽しそうにしていれば
たぶん全部手に入るよ」
これからも
どういう人になりたい?
と聞かれたら
わたしの頭に思い浮かぶのは
藤田さん。
それは変わらないだろうなあ。
関係ないことをブログに書いてごめんなさい。
でも
ことばにしたら
もしかしたら届くかもしれないと思って。
読んでくださって
ありがとうございました。
明日はパーソナルの日。
心に光を持って
がんばりましょう。
かみや