突然ですが
「ご汁」ってご存知ですか?
漢字では呉汁と書きます。すりつぶした大豆を味噌汁でのばした汁もので、関東ではほとんどみかけませんが、おそらく郷土料理の一つではないでしょうか。実際、日本海側出身の父、幼少期を父と同じ地域で過ごした母をもつぴこちゅうにとってはお袋の味の一つです。
某料理サイトで検索すると複数のレシピがでてきます。水煮大豆をすり鉢ですり、それをトン汁のような具だくさんの味噌汁と合わせるのが一般的なようです。
一方、私のうろ覚えな記憶によれば、サヤから出した生の枝豆を一晩水に浸したのち、一つ一つ薄皮を剥き、それをすり鉢でゴリゴリとすり潰して(←それが大変だ、と母が言っていたような・・・)、煮干しとジャガイモの出しが効いた味噌汁でのばしたものだったように思われますが、定かではありません。ただ、記憶の糸を手繰るうちに、冷や汁としても飲んだこと、細切りのナスが入っていることもあったような記憶が蘇ってきました。
枝豆・ナス・冷や汁・・・・・・今思えば、食欲のない暑い夏を乗り切るための季節メニューだったのかもしれません。それゆえ、そう頻繁に食卓に上ったわけではないのに忘れられないのは、もう一つのお袋の味であるとろろ汁と同様、時間をかけてすり鉢をすっている母の姿が目に焼き付いているからでしょうか?
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前置きが長くなりましたが、あの味が懐かしい!でも生豆ゴリゴリはメンドーなびこちゅう、一計を思いつきました。
先日、好物の青大豆のひたし豆を作ったのですが、思いのほか煮汁が余ってしまい、せっかく豆の栄養も出しも入ってるのに捨てるには惜しい(-з-)
ならば飲んじゃえ
ということで、題してナンチャッテご汁(笑)
豆は食べる分だけとりわけて麺つゆでさらに味付け。
止められない止まらない♪
余った汁は鍋に
残りの豆をFPへ
おかずがわりになるよう、具だくさんにしました。
人参もあればよかったな
豆をガガガガーっとやり
結果的に、トン汁を作って砕いた豆をまぜただけ(笑)
【判定】 トン汁の大豆入りバージョンですか!?(笑)
残念ながら、お袋の味にはほど遠く・・・・・・・
一番の違いは豆の香りと鮮やかな色。記憶に残る母のご汁は、ブロッコリーの芯のような鮮やかな緑色で、もっともっと青臭かった。一方私のは・・・・・何処から見ても食べても、トン汁。ナンチャッテだから、まあ、仕方ないか。
せっかくだからこの夏、ママのご汁にチャレンジしてみよっかな~
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追伸:変なワード ( ̄∩ ̄#
ここ数日、ひらがなを組み合わせたミョ~な検索ワードから記事が検索されていませんか?不気味なのでググってみたら、やはり同じ疑問が質問サイトにあがってた。おそらくペタを自動でつけるとか、そんな目的なんでしょうけれども、意味のないもの、正体のわからないものって、ほんと、気味が悪いですよね。ということでペタクローズしました