【2024冬ドラマ】『厨房のありす』

【個性が強烈なキャラ:八重森ありす

【俳優:門脇麦】

 

2024年1月22日【感想】

またまたコミ症系ヒロインの誕生です。「ウ・ヨンウ弁護士」とは一線を引いてました。コメディー女優の宿命でしょうか、コミ症系は女優さんには試練のようなものかと思います。複雑で長いセリフ、自閉症という特殊な動き、表情、かなり難易度が高いと思います。今回は、どうしても「ウ・ヨンウ弁護士」と比較されてしまうため辛いと思いますが、今後の展開が楽しみです。

では、また。

 

【作品情報】

 

 

『厨房のありす』は、2024年1月21日から日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送中のテレビドラマ。
 社会的コミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりが見られる発達障害のひとつである自閉スペクトラム症を患っている女性料理人と彼女を取り巻く人々との交流を通じて変わり始める生活の妙味を描いていくヒューマンドラマ。

【登場人物】

八重森ありす 演 - 門脇麦
料理店「ありすのお勝手」の店主。自閉スペクトラム症の特性からか頑固でこだわりが強く、コミュニケーション能力に欠ける。
 門脇麦
1992年〈平成4年〉8月10日 生、女優。本名同じ。
ユマニテ所属。父の仕事の関係でニューヨークで生まれて5歳まで過ごしその後、東京で育つ。世田谷区立明正小学校、 桐朋女子中学校、都立狛江高校卒業。幼少期よりクラシックバレエを岸辺光代に師事。5、6歳の頃からバレリーナを目指して真剣に取り組んでいたが、中学2年生の時に限界を感じて断念。
 バレエに代わるものを模索する中で、高校生の時に10代の宮﨑あおいや蒼井優らが出演する邦画作品を観て、同じ表現者としての役者に関心を抱き、「私も映画に出てみたい」と高校を卒業する頃に芸能事務所に履歴書を送付、高卒後、芸能界入りを反対していた両親を説得し芸能事務所に入る。
 2011年、テレビドラマ『美咲ナンバーワン!!』でデビュー。デビュー当初はブルーミングエージェンシーに所属していた。
 2013年、「チョコラBB Feチャージ」(エーザイ)のCMで話題となり、同年、日本では初めてという写真集の映画化『スクールガール・コンプレックス』で初主演。2014年に公開されたR18+指定映画『愛の渦』では「地味でまじめそうな容姿ながら、誰よりも性欲が強い女子大生」というヒロインをオーディションで勝ち取り、初めて濡れ場やヌードに挑戦。同作および『闇金ウシジマくん Part2』、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』での演技により第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞の新人各賞を受賞している。2014年、日本テレビ系列深夜ドラマ『セーラー服と宇宙人(エイリアン)〜地球に残った最後の11人〜』でドラマ初主演。2015年にはNHK連続テレビ小説『まれ』に出演し、ヒロイン・土屋太鳳の友人役を演じて注目を集めた。2016年には『二重生活』で映画単独初主演。
 2015年10月30日、急性喉頭蓋炎のため検査入院。ヒロイン役を務めるドラマ『火花』のクランクインを翌月に控えての大事をとっての入院とされた。11月2日、喉に見つかったポリープの切除手術を受ける。後日、実際には主演映画『世界は今日から君のもの』クランクイン前日の緊急入院であり、死を覚悟するほど大きなものであったことを明かしている。
 2018年、若松プロダクションの実話を基にした映画『止められるか、俺たちを』で若松孝二監督の下で映画作りに没頭する主人公を演じ、第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。
 2019年5月、映画『さよならくちびる』での役柄である小松菜奈とのギターデュオ「ハルレオ」として、ミニアルバム『さよならくちびる』でCDデビュー。この映画での演技が評価され、第41回ヨコハマ映画祭主演女優賞を小松と共に受賞した。
 2023年1月期、日本テレビ系ドラマ『リバーサルオーケストラ』で天才ヴァイオリニストの主人公を演じ、民放ゴールデン・プライム帯初主演を務めた。
人物・エピソード
「麦」という名前は本名。麦はまっすぐに伸びることから、麦のようにどこまでもまっすぐ育ってほしいとの思いで名付けられた。家族は父、母、4歳下の弟がいる。両親はとてもアクティブでアウトドアが好きで、小さい頃から家族で山や雪山、海に行った。門脇もアクティブなことが好きで両親の影響がとても大きいという。小学校1年生から夏は毎年家族で一週間ぐらい島に滞在して、朝から晩までスノーケリングしていた。父は門脇が人生感や大切にしていることを教えてくれた。父も読書家で「こういう本を読みなさい」と言われたことで、沢山の本を読んだ。また大切にしている言葉も父が教えてくれた言葉が多く、特別な人でもある。趣味は釣り、キノコ観察、読書、料理、映画鑑賞。特技はクラシックバレエ、英会話。バレエは5歳頃から中学生まで習った。プロを目指していたので、中学生の時は学校からバレエスタジオに行って、夜22時に帰宅。朝は早起きしてストレッチ、バーレッスンして、学校へ行って、バレエスクールに行って、帰宅してバーレッスンする生活を送っていた。中学2年生の時に「生まれ持った素養がないと難しい」と悟り、断念したが、その特技を生かし、2013年に放映された東京ガスのCM「ガスの仮面 MASK OF GAS」シリーズでバレリーナ役を演じたことで注目を浴びた。ブルーリボン賞受賞の際には、逃げるようにバレエを辞めてしまった後ろめたさから友達や先生にもずっと会いに行けず、頑張りを認めてもらえるよう女優として早く有名になりたかったと明かした。評論家の影山貴彦は「底知れぬポテンシャルを感じさせる女優」、「『まれ』をとってみてもヒロインの希の義理の妹で親友というなんでもない設定にもかかわらず示したあの存在感は、彼女に女優としての懐の深さがあってこそ。並の女優ではあそこまでのインパクトは残せない」、そして「まだまだ彼女のポテンシャルに見合うだけの作品に出合えていない印象。出合えた時が楽しみだ」と極めて高い評価をしている。
映画、舞台、ドラマとメジャー作品からインディペンデント作品まで様々なジャンルの作品に出演しているが、門脇本人は「インディーズもメジャーも垣根なくやれればいい」としている。
高校時代は一人で過ごすことが多く、レンタルDVD店で「ア」行から順番に4、5本借りてきては見るという生活をしていた。最初から「愛」の付く映画ばかりであったが、結局「サ」で終わった。撮影期間中は役に集中するためか、連絡を返す事がなくなる。ニューヨークから日本にやってきた際に、アメリカで過ごしていたような「わたし麦!友達になろ」という姿勢で接したところ、違和感を感じた。大きな音が苦手である。ウエンツ瑛士と友人であり、「変わった人」と言われている。また、2023年に10月11日放送のぽかぽかに出演した際に「2人は手を繋いだことはあるんですか?」という質問に、ウエンツが「ないともいいきれない。もうつないだかもしれない」などと恋愛関係を疑わせるようなジョークで返したため、門脇は「勘弁してくれよ」「恥ずかしい、まじでやめて。こんな生放送で」「なんでそんな中途半端な答え」と暑がりながら、後顧の憂いな様子をみせた。友達が少なく、陽気でポジティブ思考である。