【カッコいい人:エレン・リプリー】
【俳優:シガニー・ウィーバー】
【米国映画】『エイリアン2』
【作品情報/あらすじ】
1986年のアメリカ映画である。『エイリアン』シリーズの第2作。監督はジェームズ・キャメロン。
会社の査問会でノストロモ号を爆破した責任を問われたリプリーは、任務中にエイリアンと遭遇したことを主張するが、証拠不足のため誰からも信用してもらえないばかりか、長期間に及ぶハイパースリープの影響で精神異常を起こしていると疑われ、結果航海士資格を無期限停止にされてしまう。実は、ノストロモ号が着陸したレチクル座ゼータ第2星系の小惑星「LV-426」は、20年前からテラフォーミングが行われており、すでに多くの入植者たちが居住していた。
リプリーは倉庫で作業員として働くことになったが、毎晩チェストバスターが自分の胸を突き破る悪夢にうなされる。やがてLV-426からの連絡が途絶え、入植民157人が消息不明となった。調査のため植民地海兵隊が派遣されることとなり、リプリーは航海士としての復帰と引き換えに、戦略アドバイザーとしてバークと共に同行して欲しいと持ちかけられる。当初は断ったリプリーだったが、毎晩繰り返される悪夢と己のトラウマに決着を付けるべく「エイリアンの研究や持ち帰りはせず、殲滅させるのみ」という条件付きで同行を決意する。
【カッコいい人】
エレン・リプリー 演 - シガニー・ウィーバー
ノストロモ号唯一の生存者。ハイパースリープ中に地球を通り過ぎてしまったことが原因で長期に及ぶ漂流を強いられ、娘のアマンダ・リプリーとは再会することなく死別、2等航海士の資格を無期限停止にされた後はパワーローダーの2級免許を取得し、倉庫での荷役作業で生計を立てていた。LV-426の植民地との連絡が付かなくなったことを知り、一度は調査への同行を拒否するものの、前作の悲劇によって刻み込まれたトラウマと向き合うため、再びエイリアンとの戦いに身を投じることになる。
シガニー・ウィーバー(1949年10月8日 生)
1975年「Constant Wife」で舞台デビュー。以来、演技派として注目を集める。映画は1976年イスラエルで撮った「Madman」でデビュー。1977年「アニー・ホール」の端役で米映画デビュー。身長5フィート11インチ(182 cm)。
映画「エイリアン」シリーズのエレン・リプリー役、映画「ゴーストバスターズ」シリーズのディナ・バレット役、映画「アバター」のグレイス・オーガスティン博士役などで名を知られている。
ニューヨーク州マンハッタン出身。父親はテレビ局の重役・プロデューサーのシルベスター・"パット"・ウィーバー、母親はイギリス人の女優エリザベス・イングリス。
自分の名前が気に入らず、長身の自身に相応しい長い名前をと小説『グレート・ギャツビー』の登場人物「シガーニー・ハワード」から取って、14歳の時から「シガニー・ウィーバー」と名乗っている。
1977年にウディ・アレンの『アニー・ホール』の小さな役で映画デビュー。1979年公開の『エイリアン』で、エレン・リプリー役を勝ち取り、1997年の第4作までシリーズ化している。『エイリアンVSプレデター』にも出演のオファーがあったが、断っている。1988年『ワーキング・ガール』でゴールデングローブ賞 助演女優賞、ダイアン・フォッシーを演じた『愛は霧のかなたに』でゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) を受賞し、アカデミー賞にも両作でノミネートとなった。
2012年、ドラマ『ポリティカル・アニマルズ』でドラマ初主演。
2016年、第64回サン・セバスティアン国際映画祭でドノスティア賞(功労賞)を受賞。
【感想】
ラストのエイリアンクィーンと作業ロボに乗ったリプリーとのラストバトルは見ごたえがあり、カッコよかった。さすがターミネーターの監督作品なのでエイリアンシリーズで一番好きです。私の中では、誰かのために必死に戦う人がカッコいいものと定義しているようです。アメリカ映画では、他にも強い女性が沢山いるのですが、この作品のリプリーはあまりにも衝撃的で今でも時々観たくなります。