高校時代の友人が見舞いに来てくれるというので、奴の到着時間より少し早めに病院に行くことにした
妹もまだ来ない
母は寝ていたので、起こさないようにベッドの横に座った
でも気配を感じたのか起きてしまった
僕の顔を確認するなり、あの言葉を言った
早く楽になりたい
どうした?
辛いのだという
医者や僕らは「ご飯を食べろ」と言う
ご飯を食べると夜お腹が痛くなる
お腹が痛いから寝れない
夜中痛みと共に過ごす時間は長い
なら食べない方がマシ
でもまた皆に「食べて」とせがまれる
応えることができない
辛いよなぁ
僕にできることは、医者に掛け合うことだけだ
食べても痛くないようにしてください
それがダメなら食べなくても栄養がとれるようにしてください
結局どちらも聞き入れてくれなかった
担当医が不在だったのもあるが、胃は悪くないのだからという理由でだ
悔しかった
友人が来た
母はぐったりして、挨拶もそこそこに横を向いて寝てしまった
こんな姿になった自分を見られたくなかったのかもしれない
僕の配慮が足りなかった
ごめんね
この友人はただ者ではない
職は臥せるが、法の仕事をしている
人脈も広い
母は彼のファンだ
実は亡くなった父も彼に「息子を頼む」と言い遺していた
その時の彼はまだ何者でもない
ただの学生だったのに
彼の中に何かを感じていたのだろう
父の亡くなった後何年も彼は母と勝手に連絡を取り、僕の知らないところで父に線香をあげに来てくれていたという
律儀な男だ
母はそんな彼が大好きだ
彼は忙しい
帰る時間はすぐに来た
さすがに母は起き上がり、握手を交わして見送った
母は望んでいなかったかもしれないが、この時間は必要だったと思う
妹もまだ来ない
母は寝ていたので、起こさないようにベッドの横に座った
でも気配を感じたのか起きてしまった
僕の顔を確認するなり、あの言葉を言った
早く楽になりたい
どうした?
辛いのだという
医者や僕らは「ご飯を食べろ」と言う
ご飯を食べると夜お腹が痛くなる
お腹が痛いから寝れない
夜中痛みと共に過ごす時間は長い
なら食べない方がマシ
でもまた皆に「食べて」とせがまれる
応えることができない
辛いよなぁ
僕にできることは、医者に掛け合うことだけだ
食べても痛くないようにしてください
それがダメなら食べなくても栄養がとれるようにしてください
結局どちらも聞き入れてくれなかった
担当医が不在だったのもあるが、胃は悪くないのだからという理由でだ
悔しかった
友人が来た
母はぐったりして、挨拶もそこそこに横を向いて寝てしまった
こんな姿になった自分を見られたくなかったのかもしれない
僕の配慮が足りなかった
ごめんね
この友人はただ者ではない
職は臥せるが、法の仕事をしている
人脈も広い
母は彼のファンだ
実は亡くなった父も彼に「息子を頼む」と言い遺していた
その時の彼はまだ何者でもない
ただの学生だったのに
彼の中に何かを感じていたのだろう
父の亡くなった後何年も彼は母と勝手に連絡を取り、僕の知らないところで父に線香をあげに来てくれていたという
律儀な男だ
母はそんな彼が大好きだ
彼は忙しい
帰る時間はすぐに来た
さすがに母は起き上がり、握手を交わして見送った
母は望んでいなかったかもしれないが、この時間は必要だったと思う