5年程前、
関西に戻ると決めた時、インドのIT大手に申し込んだことがある。その時は結局最終面接で駄目になったが、インドITのアウトソーシングの波が、いよいよ日本にも来るのではないかと感じていた。面接担当だったインド人エンジニアの、落ち着いてはいながら、輝いた目が印象に残っている。

結局、アメリカを席巻したインドITアウトソーシングの波は日本まで届かなかった。
届かなかった、と言ってよいと思う。オフショア一辺倒だったインド大手も、今やニアショアや得意分野における専門性をアピールし、業界を飲み込む勢いは無い。今クラウドが持つ勢いを、インドITは日本で勝ち得る事ができなかった。

しかし、彼らは変わっていない。
サティヤムの粉飾会計トラブルは確かに大打撃とはなったが、未だにインド系アウトソーサーは年間2桁成長(去年は別として)を続けており、未だに拡大を続けている。日本法人の規模は小さいが、インドに日本語を学んだ専門部隊を1000人以上の規模で持つ大手も存在する。ここでは詳細は書けないが、まだまだ日本市場に対して大胆な事業戦略を練っている企業もある。彼らのモデルは成熟したと言っていい。ただ、日本では花開かなかった。今後遅ればせながらやってくるとは、残念ながら考えにくい。

それでもインドがいいのか?
私は、それでもインドITに最も大きな魅力を感じている。機会があれば、是非参加し、彼らの日本における成功に貢献したい。私は、未だにインドITファンである。インドITは世界における技術優位性をまだ失ってはいない。規模拡張も、依然活発。彼らはまだ上を見ている。

そして、今回も結構インド系には応募している。まだまだ選考中のところが多いが、一社からは面接の打診があった。今から楽しみ。SWITCHの一角ではないが、残念とも思わない。良い会社だと思う。SWITCHへの応募は3社。先週はその1つのセミナーに参加した。ここでもインド人PMの方と色々話をしたが、すごく感じがいい。

インドいいなぁ。


はし