映画「無伴奏」。
この映画は安直にオススメできない。したくない。
むしろ、見たい人だけが見て、気にならない人にはいっそ見ないで欲しい。
まぁ、
ある日ふと目に留まって
なんとなしに(予告すら見ず)観に行っただけの僕が言う資格はないのだけれど。
おそらく、生半可な気持ちで、
僕みたいに何の情報も持たずに行った人は
あるいは、
起承転結の「転」あたりで
心がざわざわして見てられないんじゃないか。
ネタバレは個人的に好きなんですが、
これに関してはバラしたくないし、
知らずに行って結果、僕的にはかなり良かったけど、
前述のとおり、何の情報も持たず見ると
ある種の人にとっては大変なことになりそうなので、
伏せ字で書きます。
(以下、あぶり出し。)
この一言で完結するんですけど、
美男子×2という気持ち悪さ。(もちろんいい意味で)
醜さも美しさも妖しさも、僕はとても心地よかったし、
途中で気づいた時は思わず、ニヤッとしてしまった。
同性愛に耐性がない人は見ないことをおすすめします。
逆に耐性があるひとは見たほうがいいかも。
結構気に入った。
バイセクシャルの人間としてはとても感情移入できたし
とても理解できた。
同じことをする自信もある。
だからといって、
響子の気持ちがわからないわけもなく、
成海璃子ちゃんの叫びと土砂降りのバランスはとても好きだった。
渉の気持ちに至っては、言われなくても解るよ。ッて感じ。
池松壮亮の所作に滲み出ていた感じがとてもよかった。
祐之介の心情を、斎藤工は瞳、視線、呼吸とか、
科白以外のもので表現出来てるのが本当に素晴らしくて
思わず溜息。
渉と勢津子のある種奇妙な姉弟感もすてき。
渉の不器用さを体現したような関係性だったと思う。
映画スタート時は「なんだ、いちご白書か」って感じだったけど
思いもよらない展開で本当にありがとう。
喫茶「無伴奏」の陰湿な心地よさも相俟って
また鑑賞したい映画となりました。
映画は未鑑賞だけど
原作を読んでいたらしい母と話したところ
そもそも耐性がなかったのと、あの姉弟愛が不可思議だったらしい。
(「原作読みたいから貸して」って僕が言ったら
「え、売ったかも」って言われたくらいの感性の差。)
そんな感じで多分人によって向き不向きが別れる映画かな、と。
好き嫌い、の前に、向き不向き。
この作品は本当に人を選ぶと思う。
大衆向きじゃないあたりが、よいよね。
それでも、という方はぜひご覧ください。
名曲喫茶行きたくなった。
雨の日の音楽は、クラシックに限る。
BGM パッヘルベル「カノン」
picka
この映画は安直にオススメできない。したくない。
むしろ、見たい人だけが見て、気にならない人にはいっそ見ないで欲しい。
まぁ、
ある日ふと目に留まって
なんとなしに(予告すら見ず)観に行っただけの僕が言う資格はないのだけれど。
おそらく、生半可な気持ちで、
僕みたいに何の情報も持たずに行った人は
あるいは、
起承転結の「転」あたりで
心がざわざわして見てられないんじゃないか。
ネタバレは個人的に好きなんですが、
これに関してはバラしたくないし、
知らずに行って結果、僕的にはかなり良かったけど、
前述のとおり、何の情報も持たず見ると
ある種の人にとっては大変なことになりそうなので、
伏せ字で書きます。
(以下、あぶり出し。)
この一言で完結するんですけど、
美男子×2という気持ち悪さ。(もちろんいい意味で)
醜さも美しさも妖しさも、僕はとても心地よかったし、
途中で気づいた時は思わず、ニヤッとしてしまった。
同性愛に耐性がない人は見ないことをおすすめします。
逆に耐性があるひとは見たほうがいいかも。
結構気に入った。
バイセクシャルの人間としてはとても感情移入できたし
とても理解できた。
同じことをする自信もある。
だからといって、
響子の気持ちがわからないわけもなく、
成海璃子ちゃんの叫びと土砂降りのバランスはとても好きだった。
渉の気持ちに至っては、言われなくても解るよ。ッて感じ。
池松壮亮の所作に滲み出ていた感じがとてもよかった。
祐之介の心情を、斎藤工は瞳、視線、呼吸とか、
科白以外のもので表現出来てるのが本当に素晴らしくて
思わず溜息。
渉と勢津子のある種奇妙な姉弟感もすてき。
渉の不器用さを体現したような関係性だったと思う。
映画スタート時は「なんだ、いちご白書か」って感じだったけど
思いもよらない展開で本当にありがとう。
喫茶「無伴奏」の陰湿な心地よさも相俟って
また鑑賞したい映画となりました。
映画は未鑑賞だけど
原作を読んでいたらしい母と話したところ
そもそも耐性がなかったのと、あの姉弟愛が不可思議だったらしい。
(「原作読みたいから貸して」って僕が言ったら
「え、売ったかも」って言われたくらいの感性の差。)
そんな感じで多分人によって向き不向きが別れる映画かな、と。
好き嫌い、の前に、向き不向き。
この作品は本当に人を選ぶと思う。
大衆向きじゃないあたりが、よいよね。
それでも、という方はぜひご覧ください。
名曲喫茶行きたくなった。
雨の日の音楽は、クラシックに限る。
BGM パッヘルベル「カノン」
picka