しあわせに、なりたいだけ。

あの子の幸せを、願うだけ。

宇宙一かわいいあの子の毎日が
色褪せてしまわないように
また、しあわせになれないなんて
かなしくならないように
いまもただ、ふいに
あの子の笑顔を思い出して、祈るだけ。



いろんな想いが渦巻いてる
誰も彼も
きっとただ、しあわせになりたくて
大切なひとの幸せを願っていて
それでも
独りよがり。うまくいかなくて
悔やんだり、哀しんだり、苦しかったり。。
人間と人間なんだから
一筋縄じゃいかないね

好きになった方が負けなんて
そんなことないよ
恋も、人生も
勝ち負けじゃない。

僕を生きられるのは僕だけだし
君を生きられるのも、君だけだよ。

しあわせそうなあの笑顔が
まるで天使のようで、
バンパイアみたいに
チラリと覗く八重歯だって
今日だけは、あまりに無邪気で
よかったと微笑った日



あれから
3年が過ぎて
哀しかった日々が嘘みたいに
今も僕はしあわせで
やっぱり
今でも、
明日世界が終わるとしても
一番綺麗な笑顔で死にたいって
思っていて、願っていて、
その信念だけは
16歳を終わらせてからも未だに
変わらずにここにあること
それを、認識した夜でした。きのうは。



誰も彼もがしあわせになんて
世界平和なんて
掲げたところで
何が出来るわけでもなくて
祈りは無意味だと
そうだな、あの子は嘲笑ったけど
例えば
隣で笑ってくれる
大好きな大切な君が
明日も笑ってくれるように
苦しくて泣くことが
続く日々に飲まれないように
願うことは
決して罪じゃないと、信じてる



僕は偽善と言われたこともあったけど
違うよ。これは
偽りじゃないんだ
偽りなんかで生きれるほど、
僕は、器用じゃないんだ。

そんなことにも
気づかなかったあの子を
赦さないわけはないし
ごめんね、もう
赦してしまっているから
もう
逢いたいとも思わないんだ。



世界は思ってたより
ずっとやさしいから
あの子も、
きっとしあわせになる

でも
誰かを幸せにしたいと思うなら
やっぱり
自分が幸せじゃなきゃ
伝えられないなぁって
思うんだ。

それだけ



やさしい雨音とともに
いつまでも
しあわせが降り続けますように。

笑顔が、やみませんように。