天使の木曜日、夢を見たの

真っ白な雪の積もった電停
向かいの学校は
真夜中なのに賑やかで
僕は新しい仲間のいるお店へ

お店はきっと真ん中にあって
みんなが優しくて、大事で
学校と反対側の向かいには
明かりの灯らない大きな家があって
僕は家主の、父の帰りを待っている

父には他に愛した人がいて
それでも僕は彼が愛しくて
あの人はいやだといったけど
彼の愛した人は可愛らしくて
妬ましくも愛惜しくなった

お風呂の温かさは
寒空に凍てつく身体に沁みた

僕は微笑んでいて
たのしくて、しあわせで、
とてつもなく虚しいような

‥‥‥

孤独。疎外感。
恐れ、迷い、不安。
不安定なココロ。

愛されているという自信の喪失。
ココロが寂しく愛情に満たされていない状態。

楽しい昔を懐かしむ思い。
穢れや過去を隠す。

憧れ求めている人間像。
期待。
本当の自分をさらけ出したいと思うココロ。
自分を受けとめてくれる、
頼ってもいい存在を求めている。

未来の分かれ道
人生の転機

‥‥‥

もくようび、雨。

天使は雨に打たれ
図書館へ急ぐ。

あそこの階段を
軽やかに駆けあがり

振り返った君は笑う

逢いたい人はただひとり

いつまでも
夢見ただけの少女では居られない

それが
こんなにも哀しい

ねぇだからお願い

かわいいっていって
あいしてるっていって
手をつないで

世界が終わるまで