それほど
進展しない毎日
何があったわけでもなく
何もなかったわけでもない
回転しつづける脳みそが
優秀なわけでもない
ぼんやりと
1日1日のことを思って
息を吐くばかり
僕の憧れる時代を生きた
歌集ばかりをなぞって
言葉のお勉強をしている気になる
何が身についたわけでなくても
お勉強とはいいものだ
国語が苦手だった僕にしては
よくやっているほうだ
昨日は母の姉妹がみんな揃って
祖母の家に集まっていて
ささやかな宴会を開いていた
5人のおば様方の様子を
僕は眺めていて
姉妹っておかしいなと思った
すてきな方々の中で育てて
僕はしあわせ者だなぁ
考えることは尽きない
帰りの車の中
「東京にいった方が
ひぃちゃんのやりたいことできるの?」
「それなら行きなさい」
やっぱり
母は強いなぁと思う
彼女が目標
女としての目標
次のお誕生日まで、残り1ヶ月
また、新しい僕が生まれる
新しい少女時代がやって来る
しっかり生きていかねば。
時代に流されるな。
時間に侵されるな。
記憶に負けるな。
僕は、僕だ。
しっかりと 着実に
ひかるになってゆかなくちゃ。
この世界に生を受けて
22年と11ヶ月。
ひかるは、
こんなに大きくなりました。
お母様、
やり直したいだなんて言わないで
ひかるは、しあわせです
お父様、
また逢えたら その時は
大きくなったと褒めてくださる?
愛されて育ちました
アートの中で育てていただきました
いつか
伝えられたらいい
嘘なんかじゃないこと
真実
僕は、無知なのです
疑うより
信じることだけを
憶えていたい
愛することを
学んでいたい
しあわせになって
なんて、無責任な言葉。
ひとりでもいい
どんなかたちでもいい
僕が、誰かを、
しあわせにできますように。
どんなに迷っても
最期はやっぱり
一番綺麗な笑顔で死にたい
絶対。