寫眞の中だけが
僕の永遠でした
青山静男の寫眞を見てたんです
やはり何度見てもきれい
繊細で
淡く 儚い
まるで
夢の中
ゆらめく
思いは陰のよう
少女とニンフェット
艶やかな無邪気さ
壊れそうで
触れることが出来ない
ビードロの
中の世界
うたうような
はにかんだ笑顔
ああ
ためいきがもれる
僕
寫眞で好きなのは
青山静男と金子國義だけです
他の方の写真は
なんだか
つくられたもののようで
人工的過ぎて
あまり好きではないのです
名前は出さないけれど
巷で人気なあの方も
ちょっと鮮やか過ぎて
女の子たちが好きだというので
お勉強しようと見るのだけれど
やっぱり
好きになれません、、
あの方のも
なんだか汚く感じるので
品が見つけられなくて
苦手、かも
きれいなだけの写真も
僕は結構苦手としていまして
だからといって
コントラストがはっきりしすぎていたり
ごちゃごちゃしすぎているものも
少しひけてしまう
僕の好きなふたりの写真に
共通しているのは
少女の
ゆらぐことのない魅力なんだと思うんです
まさにニンフェットというか
悪魔にも天使にも成りうるような
少女特有の匂いを
しっかり得ているような気がするのです
モノクロームがそうさせるの?
僕はやっぱり
自然なままの少女を
撮り続けていたいです
人工的でなく
けれどどこか
この世のものではないような
撮りたいと
思わせてくれる人は
あまり
いないのだけれど
僕の周りには気がつくと
いつも少女が在って
それがとてもしあわせです
いつか
僕の恋い焦がれた寫眞にも劣らない
僕だけの、少女たちの物語を
寫眞で綴ることが出来ればと思います
もっともっと
お寫眞を好きになりたいです
同じくらい
嫌いにもなりたい
気づいたら
ファインダーを覗いてたって
それくらい
寫眞に侵食されたい
厭になるほど寫眞を撮って
飽きるほど寫眞に埋もれたい
そんな僕で在りたいです
ほんとうに
寫眞に
出逢えてよかったです
感謝いたします
寫眞に出逢わせてくれたのも
寫眞のかけがえのなさを
教えてくださったのも
やっぱり、貴方なのです、ダァリン
いつか僕の寫眞に出逢ってください
いつかには寫眞に僕を見つけてください
「こんなに大きくなりました」
いつか
ひかる に なれますように