やっぱり、さみしい。


ひとりはさみしい。


独り占めできるものがほしい。


どんなときにも

僕の手の内にあるものがほしい。


寫眞の中の少女たちは

変わらず笑う。


誰も僕のものじゃないけれど

この寫眞は確かに僕のものだ。


永遠に、不変的なもの。


停止した時間に

過去を封じ込めて

かつて存在した想いを眺める。


その瞳だけが真実。


君だけが、永遠。


世界は君だけのもの。


おそらく

僕は依存している。


寫眞そのものと

封じ込めた想いに

僕は依存している。



けれど過去は裏切らないこと

僕は知っている



だから

封じ込めておきたいのかなぁ



永遠の標本として

保存しておきたいのかなぁ



少女は何故

永遠を求めるのか



僕は何故

永遠を求めるのか



僕は何故

此処にいるのか



けれど僕

撮ることはやめないと思います



楽しいから



けっきょく

それだけなんだ



うん

それで充分だ



だから

撮るんです



きっと

ずっと



picka

c l a p *