マノン・レスコーを読む
雨の降りそうな日曜日。
ときどき
君という人がいたことを
忘れていたことに気づいて
はっとする
ほんとうはそれも嘘で
僕の頭のすみからも
消えちゃえばいいと願っていた
いや、それも嘘だ
真夜中
宇宙を描いていて
気づいたことがある
流れ星のハナシ
だけどそれは
あのコとの内緒話。
26日を
僕はわくわくと待っている
夏の終わる夕暮れに僕
下北沢のペットショップで
野ウサギのような少女を買って
シロツメクサと名付けたい。
ぐろーりー わんだー
明日に笑って出逢いませう
空は灰色
今日はアンニュイに
マノン・レスコーで珈琲と口づけ。
黄色の薔薇など不必要。
ごきげんよう