「竹久夢二の乙女詩集・恋」

という本を
ふいに、ひらいたら
「夢とはあと」に
ドキリとして
うっかり買ってしまった
さいきんは
"君は僕の自己愛"について
それから
"細く美しいワイヤー"について
よく考えている
ふたつだったものが
やがて出逢い
何かになろうとした場合
もどかしさ
と
ふがいなさ
いったいふたりが
何処まで行けるのか
そう考えて
ふたりなら
何処までも行けるだろうと思う
それはおそらく
依存以外の
何物でもないのだろう
だけれど
君 は 君
僕 は 僕
そうあることは
すばらしいことだ
ひとりでないということは
強く、やさしいことです
ひとりでないということは
こころを、裕に致します
ドロップ生活を夢見て
ねぇ、ふたり
いつもいつまでも
笑えるなら素敵ね
オンナノコフタリの
儚くて、やさしいとき
「約束」はまるで
僕らみたいだなぁと思った
picka