これからのこと*
やるべきことも
やりたいことも、たくさんある。
考えることは必要だった。
僕にとって。
「一番綺麗な笑顔で死ぬために」
初めは自分のためだった
自分が
後悔のない毎日をすごし
悔いはないと
笑って最期を迎えるために
できること、やるべきことを考えた。
いろんなものに手をつけて
いろんなものを手に入れようとした。
二兎追うものは一兎をも獲ず
だなんて
うまいこと言ったもんだ
何もかもが中途半端で
けっきょく
僕の手には何も残らなかった。
それでも
手放せなかったものがあった
それが、冩眞だった
永遠でいたかった
せめて
冩眞の中だけでも
今この瞬間の自分を
冩眞というカタチで
永遠に
封じ込めてほしかった
まるで
標本みたいに
だけれど
カメラを向けてくれる人を捜すのは
あんがいとめんどうで
僕はけっきょく
自分がカメラを向けることにする
僕と同じ願いを持つ、
永遠を夢見る少女たちに
そこに辿り着くまで
随分と時間を掛けたけど
それは
意味のあることだったのだと
信じてやまない
うかうかしてられない
そう思った
少女の永遠性は儚いものだ
僕はそれを
身をもってしっている
標本にしてほしかった頃の僕は
今此処には居ないのだ
もう二度と、出逢うこともできない
少女の夢の中の少女
手帳に走り書きした
その言葉をリアルのものにするには
常に時間との闘いなんだ
この世界の刻は
残酷に走り抜けていく
少女は一瞬のうちに
花のように散ってしまう
それを解っているから
みんな求めるんだ
枯れない自分
きれいなままの自分
思春期の少女にしか
醸し出すことのできない繊細さと
それを纏う儚さ
純粋な心ゆえ
揺らす感受性
それらがつくりあげる
少女はアート。
僕はそれを封じ込めたいんだ。
そこに辿り着きたい。
コティングリーの
ふたりの少女が封じ込めた
あの妖精の冩眞のように
幻想を、
封じ込めたいんだ
冩眞とゆう
アートにして
一刻もはやく
戻りたい場所がある
もちろん
不安はあるけれど
夢に溢れてる
また笑顔で頑張れる
確信している
長くなりました
今日、
のばした髪が次々
床へと散るのを眺めながら
ずっとその事について考えていた。
今までのこと、これからのこと。
忙しくなりそう。
忙しくならなきゃ。
世界が終わるその日に
笑っていられるように。
僕だけじゃなく
僕の愛する少女たちが
みんな。
その日まで
やさしい夢を見よう
写真の勉強をすることにしました
今まで以上に頑張ります
応援してねー(・∀・)
picka