男性の性戦略は、なるべくたくさんの女性と性交渉することです。
それによって、たくさんの遺伝子を残せる可能性が高まります。
一方、女性は性交渉に対するリスクが男性よりも圧倒的に高まります。
子どもを妊娠し、育てる必要がありますし、それには長い時間が掛かります。
男性は不特定多数の女性と性交渉したいが、女性は特定の最良の異性を見つける戦略を取っており、その際の判断基準が「モテているものはますますモテる」という原則になります。
他の女性にモテている男性は、そのことが信頼の担保になるわけです。
実際に女性にモテている状況を目にする必要はありません。
モテている男性は、特有のオーラを出しますので、女性はそれを敏感に察知します。
男性はその性戦略の影響だと思われますが、性交渉したら別の女性に目移りしてしまいがちです(-_-;)
最初の性交渉をするまでは女性のことを必死で追いかけますが、一度性交渉を済ませてしまったら別の女性に魅力を感じ始めます。
これはたくさんの遺伝子を残すための男性の本能ですが、女性側からしたらたまったもんではありませんw
で、何が言いたいのかというと、
すでに性交渉を済ませた女性をその後も幸せにしましょうということです。
まだストナンで声かけすらできない人からしたら、まったく理解に苦しむ話かもしれませんが、あなたもいずれこっち側に来ます。
そのときにようやく理解するでしょう。
自分が楽しむ、気持ちよくなるためにナンパして性交渉をするフェーズを超えたら、今度は女性を徹底的に幸せにしなければなりません。
たとえ本能的に別の女性に目移りしてしまったとしても、理性を働かせましょう。
俺たちの脳は本能に従うだけではなく、理性的に物事を判断することができますし、そのおかげでここまで人類は発展してきました。
理性を司るのは脳内の前頭葉であり、前頭葉を働かせることで本能を乗り越えることができるのです。
そしてそれは、本能を我慢して抑え込むのではなく、むしろ本能の赴くままに行動するよりも圧倒的に幸福なのです。
人間は、他の生物と違い、前頭葉の活性からもセロトニンを放出されることができます。脳内には複数のドーパミン経路があり、その中でもA10と呼ばれる有名な神経束にはドーパミン受容体がありません。通常は、ドーパミンが分泌され過ぎると、「これ以上の分泌は不要です」という分泌を抑制しようとする信号が脳内に流れるのでずが、A10にはそれがありません。つまり、無制限にドーパミンが分泌されるのです。
ドーパミンの量が無制限であれば、併せて放出されるセロトニンの量も無制限です。ということは、「最高に幸せな状態」を感じるには、前頭葉からセロトニンを放出すればいいわけです。
前頭葉からセロトニンを放出するには、高い抽象度での自己満足が必要です。具体的には、自分1人だけでなく、多くの人が幸せになるような行為です。自分が幸せで、かつ他人も幸せであれば、自己満足も大きいはずです。
「幻想と覚醒」 苫米地英人
幻想と覚醒
Amazon |
自分の性欲を満たすためのナンパは他人を幸せにするものではありません。
厳密には最初の性交渉をするまではかなり女性を喜ばせますが、その後は一気に熱が冷めるナンパ師が世の中のほとんどではないかと思います。
本人が女性を幸せにしていると確信しているのなら構いませんが、自己中心的な動物レベルの欲求を満たすためだけにナンパするくらいなら風俗に行くべきでしょう。
本人のためでもあり、女性のためでもあります。
300人斬りのナンパ師とか、自分本位の思考に囚われているがために、ナンパから抜け出せなくなっているのだと推測します。
だから性交渉による一時の快楽を求め、クリエイティブにナンパを遂行し成功させていきますが、それはどこまでいっても幸福にはなれないのです。
なぜなら、動物レベルの快楽しか味合うことができないからです。
300人斬りとか貢がせ系とかの凄腕ナンパ師たちは一見凄そうですが、彼らは彼らなりの闇を抱えているのです。
まあ本人はそれに気づいてはいないと思いますがw
逆にそこに気づき思考パターンを変えることができれば、現状は大きく変わります。
*サルから進化しましょう!!
性交渉を済ませた女性に対して、自分の気分が乗らなくても、その女性を喜ばせる、幸せにするにはどうしたらいいだろうかと考えることです。
自分のためではなく、彼女のために会えばいいのです。
会うのがめんどいなーと感じても、しっかりと理性を働かせ、彼女を喜ばせることだけにフォーカスして自分の行動を決めることができれば、その時点で自分も幸せになります。
「セックスして気持ちいい」のは一瞬の幸せですが、「女性を喜ばせる」のは一生の幸せになります(たぶん)。