お勤めの皆様の職場では、
プレミアムフライデーは実施されましたか?
その在り方に賛否両論入り乱れてはいますが、とりあえず
この魔窟にはプレミアムどころか土日祝も普通に存在しないので
アレは外国またはフィクションの出来事なのだと思うことにしています。
金曜といえば、『思春期たぬき ぽんぽこポコナ』を御存知でしょうか。
NHK・Eテレ『ビットワールド』内に不定期で現れる5分コーナーです。
結論から言うと、
●実写パートを多く含むため
厳密には“アニメ”には分類されないかもしれない
●NHKが時代に追いついたと見せかけて
時代を追い越し誰も見たことのない地平へ向かっているコンセプト
●イメージイラスト担当が三尾じゅん太さん
●日常会話を萌え変換するヒロインのポテンシャルは
思春期というよりも妄想女子っていうかメンタル不安定っていうか
2015年、5月22日。
いつもの金曜と同じように、瘴気に満ちた魔窟では、
いい歳した我々がテレビの前に集まって
鷹の爪6期を観るべくEテレの『ビットワールド』を点けていました。
不定期の5分枠アニメのために、全ての予定を空けておく集団。
軽くカルトじみています。
「録画しとけよ」という正論は聞きたくありません当然録画していて
編集していて後日発売のDVDも買っています。
すると、予想外にもほどがある新コーナーが始まりました。
全員の声が、キレイにハモりました。
「「「えっ何コレ乙女ゲー?」」」
住処を失い、人間社会に順応しようと人間に化けている狸達。
ヒロインのポコナさんも、こんな感じ↓で通学しています
(済みませんテレビ画面が上手く撮れないので
その辺に落ちてたレシートの裏に描きました)。
で、他愛無い会話をしただけの男子が
ポコナさんの脳内で二次元変換されるのですが、
その美化たぬき(=イケポン)のイラストの横に表示された文字が、
「「「おい待てちょっと待てぇぇぇ」」」
衝撃が収まる暇も無く、別の男子とのエピソードが始まり、
「二人目あるんか! ガチで乙女ゲーやん」
「コレ、誰が声を演るんでしょう……」
「予想出来るわけねーだろ
のっけからふくじゅんぶちかましてきてるんだぞ」
などとざわついていたところ、
「「「何だそりゃぁぁぁ」」」
更に別の男子が現れ、
「「「三人目……いや、まさか……、」」」
「「「やっぱりぃぃぃ」」」
その次の回も、妄想内男子の声が三人とも福山さんという
何かが大幅に間違った乙女ゲー展開(←褒めてる)は変わらず、
このコーナーはこのネタで押し切るつもりなんだな、と思っていました。
が、同年7月17日。
「「「……」」」
もはや誰にもツッコめません。
松岡さんも勿論、2回分・6キャラです。
同年9月18日のSPからは、4回分・12キャラの総集編に加えて、
妄想内女子全員の声を斎藤 千和さんが充てた
ポコ太郎バージョンも始まりました。
そして、同年9月25日。
●福山さんが6キャラ演じた
●松岡さんが6キャラ演じた
ということは、その次は別の声優さんを連れてくるはずです。
ところで、ポコナに限らず他のコーナーもですが、
その日どのコーナーがあるかは、基本的に
その日のアバンが終わる時まで分かりません。
「よっしゃぁ今日ポコナあるやん! 誰来るやろ?」
この頃になると、我々にとってのポコナはもはや
鷹の爪と同じ領域に逝っていました。
皆、眼ぇ輝かせ過ぎです。
「うーん、ひろCとかーおのDとかー?」
「俺的にはグリリバ辺りに来てもらいたい」
「あははいくら何でもそれはないでしょう、……って、」
「「「マジでオファーしたんかぁぁぁ」」」
後日、本当に小野さんも召喚されました。
ただ、声優さんに予算を使い切ってしまっているのか、
ポコナの放送ペースは少なめです。
今月10日の放送終了後、
「今まで誰が来たっけ?」という話になったのですが、
出演者まとめ的なサイトが見当たらず、
Wikiにも公式にさえも載っていません。
というわけで、主に録画から調べてみました。
敬称略。色分けは、男性・女性。
福山 潤 | |||
6/12 | 福山 潤 | ||
7/17 | 松岡 禎丞 | ||
9/ 4 | 松岡 禎丞 | ||
9/18 | SP | ||
9/25 | 緑川 光 | ||
緑川 光 | |||
.11/20 | 斉藤 壮馬 | ||
2016 | 斉藤 壮馬 | ||
1/22 | 松岡 禎丞 | 2015/9/4分(再) | |
2/19 | 花澤 香菜 | ||
4/15 | 花澤 香菜 | ||
5/13 | 小野 大輔 | ||
6/10 | 佐倉 綾音 | ||
7/ 8 | 小野 大輔 | ||
8/ 5 | 小野 大輔 | ||
8/19 | 佐倉 綾音 | ||
9/ 2 | 中村 悠一 | ||
.10/ 7 | 堀江 由衣 | ||
.11/18 | 中村 悠一 | ||
2017 | 1/ 6 | 堀江 由衣 | |
2/10 | 村瀬 歩 |
※厳密には、公式の過去ログで“今週のアイディア採用者”の名前にオンカーソルすると、
「誰がどんなビジュアルに声を充てたか」は分かります。
分かりはするのですが、過去ログがどうやら現在のTOPページにリンクされておらず
探し出すのが恐ろしく面倒な上、過去ログさえ見当たらないこともあります。
「うわーあの人出てたのか観たかった」というかたも
「もしかしたら今後あの人も出るのでは?」というかたも
当然おられることでしょう。
しかし、
●いつ放映されるか、誰が出演するか、当日まで不明
●とてもじゃないが円盤化など望めそうにないポコナを
保存しておくには、毎回ビットワールドを全部録らなければならない
という苦行のせいで、捕捉はほぼ不可能と思われます。
ポコナは、流行を模倣したというよりは、
流行のパロディでありアンチテーゼであり
「流行の本流に属する有名どころ人気どころを片っ端から連れてきて
視聴者不意討ち」である、という点がポイント高いと思うのですが、
それで喜ぶのは我々おおきいおともだちだけです。
ビットワールドそのもののターゲット層は低年齢であるためか、
コーナー人気投票では前回5位でした。
このままでは、
いつの間にか消えた他のコーナーと同じ末路を辿りかねません。
もっと人気が出てくれたらいいなぁ、と切に願っていますが、
今はとにかく
「次に人気投票があったら皆で田代砲撃てばいいんじゃね?」
とか言い出している危険分子どもがあれこれやらかさないように
何としてでも止めようと思います。
【関連リンク】
『ビットワールド』公式
が九龍城過ぎて見づらいけどその中にあるポコナ&ポコ太郎
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2015年9月18日・総集編放映時のネット民の叫び(NAVERまとめ)
※アメブロ内には、実写パートのポコナ役・中田あすみさんのブログもあります。