正式にはご提案です。

 

修理の本質とはなんなのか。

 

最近ではスマホの修理を「お断りするお願い」を行う事があります。本来ではお店の利益の為に修理を行う事が使命なのですが、どうも最近は修理をしてはいけない修理があるような気がします。これは何を伝えたいかと言いいますと、修理しなくても使い続けるべき症状があるから。

 

日本人は一般的に、スマホにガラスにビビが入ると美観意識が強い事から修理を行いますが、修理交換用のリペアパネルは正規品よりも精度が低いため、レスポンスの感度が下がります。これはお金をお支払い頂き割れを直して精度を下げる要因になる事になる、その事をしっかりと伝えなければなりません。

 

私は以前、車の修理を依頼した事があり、民間の自動車整備工場で規定の塗料ではない物を塗られた事がありました。これは当初契約していた保険会社から一方的にディーラーではなく、少しでも安く負担金を抑える為に民間修理工場にて依頼した意図的な行為だったそうです。その後はディーラーに出した事で無償で塗り直しを行って頂きましたが、結果としてその保険会社から一方的に契約満期の時期に解約をされました。

 

修理とは現状よりも満足のゆく形になるべき。そんな事が出来るか?と言われれば全てはそうではありませんが「今後のデメリットを伝える」事をお伝えするだけでもお客様は満足してくださります。それで修理を行うべきかは私達が決めることではないのです。

 

話は戻り、スマホのガラスに小さなビビが入った場合、指に傷が付く程度であれば必ず交換をしております。線が入っているようなビビ割れであれば交換を行うかどうか専門家として適切な方法をお客様にご説明を行った結果、機種変更までにビビが悪化するまでは現状修理を行わない事にして頂き、操作が行えないような不具合が生じた場合はすぐにでもご連絡を頂く様にお願いをしております。

 

またこの間にモバイル保険などに加入して頂き、時期を見て不具合が生じた時に保険を適用して修理を行えばいいのでは無いかと考えております。もちろん、この修理までのアドバイスやご相談は無償で行っています。これを読んで修理とは何が最善なのかもう一度考えてみて下さい。これは日割りでノルマを与えられたフランチャイズ店では考えられない事なのかもしれません。

 

程度によって修理を行わざるを得ない場合を除き、修理の依頼には時間をかけて、お問い合わせから始めてみては如何でしょうか。と言う、長々とした内容でしたが、当店は今日もしっかりと診断やアドバイスを行っておりますよー