白黒はっきりつけない方がまるくおさまることってありますよね。



ちょっと今、とってもとっても些細なことだけど



白黒つけてしまうと後々しこりが残りそうなことを抱えていまして。



「言った」「言わない」の争いにならないように



事を大きくしないでうまく沈静化させたいな~と思っています。



そんな最近、思い出した2人の人。











昔、勤めてた会社の、とある直属ではない上司と



その後転職した先の直属の上司。



この2人は、トラブルを沈静させるのがとても上手い上司でした。



それぞれタイプが全然違うのですが、どちらも



起こってしまったトラブルを沈静させるのはもちろん、



小さなことでも後々トラブルになりそうな芽もつんでしまう



トラブル回避もとても上手い人たちでした。



いつも「すごいな~」って思っていて



同時に「どうやってるんだろう?」と不思議でしょうがなくて



それぞれに「トラブルの回避・沈静方法のコツは何ですか?」



と質問したことがあります。







先に勤めてたA会社の、直属ではない上司(男性)の答えは



「正々堂々と、もっともらしく、難しい言葉を使って



大きな声意味不明なことを言えばいいんだよ(^_^)v



そうすると責任の所在がうやむやになる。



モメてた方も誰を責めたらいいのかわからなくなって



『納得したようなしないような・・・でも解決?』っていう顔になる。



大体はそれで治まる。



最初から悪質なヤツには・・・情けはいらないね・・・( ̄ー☆」



「情けはいらない( ̄ー☆」部分については



具体的には言いませんでしたが



リサーチしたところではボロを出させて法的手段をとってました。



上司に持つとたのもしい、敵に回したら恐ろしい人でした。



この人の方法は、強気で冷静なこの人にしかできないな・・・



と思っていました。








次に勤めたB会社の上司(女性)の答えは



「もめそうな予感がするときは、1人だけで直接対決しないこと。



必ず人を介すこと。



窓口になったときはすぐに答えずに



『ここの部署に問い合わせた所、こういう回答でした』とか



伝聞形式にしてワンクッションおく。



相手が間違っていても直接指摘せず、かといって



その場だけを取り繕うために自分がかぶってもいけない。



とにかく人を介して責任の所在を曖昧にしてま~るくま~るく。



間違っている相手に対しても角が立たないよう



問い合わせる部署(人)に対しても角が立たないよう



そして自分に対しても角が立たないよう



「誰も悪くない」とみんなが納得する方向に持っていく。



明らかに『誰のミス』とわかっていることでも



そのミスをした人と直接対決はさせないで必ず人を介す。



とにかく 『まぁるく』 よ。」





このB会社の上司は、気配りの達人で



これまたこの人のやり方を真似しようとしても



下手すると責任の擦り付け合いになってしまうので



誰に対しても角を残さないのはこの上司の才能なんでしょう。









ただ、タイプが全然違う2人の上司のトラブル回避方法ですが



共通しているのは



「責任の所在をはっきりさせない」



ということ。






無理やりどこか(誰か)のせいにするでもなく、



自分もかぶることなく



ミスした人を責めて気晴らしの材料にするのではなく



大きな声で意味のよくわからないことを堂々と言ったり



それぞれが少しずつ全体でほんわかと共有したりしているうちに



問題を小さくして消してしまう。



もちろん責任の所在をはっきりさせるのが必要なこともありますが、



白黒つける方が問題を大きくしてしまう場合は



誰にもしこりを残さないように曖昧にした方がいい。






白黒はっきりつけてしまいがちな私としては



やってしまわないように



この2人の上司が教えてくれた回避方法のコツを



自分なりに活用したい・・・



あまり多くの人を介することはできないので・・・



A会社の上司の方法を多めに、



B会社の上司の気配りも取り入れて・・・



第三者もいる所で~



ニコやかにどっしり構えて~



よくよく聞くと意味がわからない文章で~



とにかく



「誰のミスか」ははっきりさせない!自分もかぶらない!



これを心がけて



まぁるく治めたいと思います。



とりあえず



「よくよく聞くと意味がわからない文章」←これを考えねば( ´艸`)