
坂木司さんの
『シンデレラティース』と 『ホテルジューシー』
久しぶりに再読しました
姉妹作品となる この両作品
ある夏休み 二人の大学生が それぞれアルバイトを通して
普段では絶対に出会わないような人々と出会い 変化・成長していく物語
同じ大学に通う サキとヒロ は 容姿も性格も全然違うのに 何故か気が合う お友達
そんな二人が 全く別々のアルバイトをするという物語
サキは 歯医者の受付
ヒロは 沖縄の旅館の住み込み
それぞれが それぞれ独立した物語になっているので どちらを先に読んでも 全く支障はないのですが
個人的には 『シンデレラティース』を先に読むのが オススメかもしれません
まぁ 自分が そうしたのもありますが
『シンデレラティース』は サキの物語
そこに ちょいちょい出てくる ヒロは ものすごくしっかり者で 頼れるお姉さん肌
でも 実際に『ホテルジューシー』を読むと ヒロの印象が ガラリと変わります
物事を一方方向からしか見ていないと 本当にこれだけ印象が変わってしまうんだ というのを再確認させられましたね
坂木司さんの作品は沢山読みましたが
『シンデレラティース』が 個人的には一番大好きです
いろんな要素がふんだんに盛り込まれていて それでいてミステリーとして しっかり確立している
もちろん人は死なないし エグいシーンなんて皆無です
ミステリー好きな人も そうではない人も
是非とも1度読んでみていただきたい1冊です
そして 『シンデレラティース』を読んだら ついでに『ホテルジューシー』も読むのをオススメします
やっぱりこの2冊はニコイチなんで
