実は私・・・・
今でこそ釣りキチ&魚料理キチを
自称し憚(はばか)りませんが、
毎週のように魚行しまくる
父親や兄貴がおりました幼少時にあって、
小学校三年生頃まで
魚つり・・
超ウルトラ大嫌い でした
w

これマジです

なぜなら
じ~っと地道にアタリを待つあの
まどろっこし~い時間が・・・ヒマで暇で・・・
イヤ

魚の生臭い匂いが手に付くのが・・
イヤ

オカンが魚料理ヘタクソでしたw
その為、美味しくない魚料理を
いつも無理栗🌰食べさせられて、魚・・
イヤ

雨でも釣りに行くオトンに付き合わされ
☂️合羽着てまで釣り場に居なくちゃならず
イヤ





・・・と、まぁ釣りも魚も大嫌い🙎💔ww
そんな時、
兄貴が持っておりました
とある漫画を見てしまいます



釣りキチ三平: 矢口高雄著
[出典:講談社様]
1巻から律儀に読み始めた訳でもなく
たまたま手に取ったのは
まぁ中途半端な10巻。。
ww

・・・・・・・・・・・・・・
山育ちで、渓流や野池・湖が
メインフィールドだった
主人公の三平三平(みひらさんぺい)
※お祖父さんはちなみに三平一平
w

彼がはじめて海釣りに挑戦する・・・という
お話。
で、いきなり磯の王者イシダイ釣り



実は三平君には強力な理解者で
ある意味ブレーンになる、とある人物が
かなり当初から存在しています。
お二人様すみません💀
w

▼
今なら間違いなく
日本一のフィールドテスター
儲けている事間違いなし



三平君を、山から海へ誘(いざな)うのも
この人物で、隻眼という設定です。
この巻中では、彼が幼少期に失明した理由
(一緒に釣りをしていたお父さんの釣針に
よる)というエピソードがあります。
それが原因で魚紳さんは実の家族と
不仲になるのですが
三平君も実の父母が行方不明という設定で
色々複雑な人間関係を抱えている二人。
この巻中、三平君をきっかけに
魚紳さんは家族愛を取り戻します

・・・・・・・・・・・・・・・
“『釣り』という身近な趣味・レジャー”
その要素だけに特化しスリル、楽しさを
興味深く見せているのでは無く、
矢口高雄氏の漫画に通じる本質・・それは、
圧倒的な画力からジワジワ感じる
自然の底力。
そこから伝わる人と自然の在り方。
極めてリアルながら押し付けがましく無い
環境保護や釣りを通じ諸々マナーの啓蒙。
失敗を恐れない前向きな生き方。
人本来の在り方と言った
語れば蘊蓄(うんちく)臭くなる
“大人の事情的”な側面まで
ガキでも解るように描かれています。
ハードルが高いイシダイからいきなり
チャレンジさせる魚紳さん

そこには両親が居ない三平君への
親心にも通じる、ある意図がありました。
そして、それを引き継ぐような流れで
海釣り編12巻 シロギスの涙
おそらく舞台は南房総辺りの広い砂浜

シロギス釣りのシーンは僅かでしたが
投げ釣りで掛けたシロギスに
大ビラメが食い付き、あたふたドキドキ
しつつ釣り上げる・・・と言ったワンシーンは
サーフフィッシングファンなら間違いなく
ジワジワ染みいる場面かと思います
。

そして、その後のメインストーリー・・
キャスティング大会に繋がるストーリーで
ライバル鮫島仁の登場。
大会では、ライバル鮫島仁だけでなく
仲良しの友人とも争う事に

そこには既に、アスリートの側面さえ
垣間見えしっかりと子供の心が立派に
成長していく姿があります。
魚紳さん達アダルト部門にも
大人ならではの正々堂々とした闘いがあり、
たぶん今でも読み応え抜群と思います

で、
私は何に感銘を受け“釣りキチった”のか
・・

今思えば・・・
大人子供の世代に関係なく
“新しいものへ興味関心を抱く必要性と姿勢”
だったり
夢を実現する為
“乗り越えなくてはならない壁や葛藤
苦悩への前向きなチャレンジ精神”を
持ち続ける事だったり、
人間成長に欠かせない本質を
感覚的にですが解りやすく教えられたから
でしょうか



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釣りと魚に対する関心はこれをきっかけに
180度変わりましたが・・・
まぁ残念な事に
煩悩慾望惰性怠惰緩慢鈍偶
不平不満嘘偽り・・・
変わりません‼️(笑)

釣りチチ 渚・・・
