桜と花火 | アラフィフゆきの心の声

アラフィフゆきの心の声

アラフィフゆきです
夫が50代で癌にて他界しました。
未成年の子供達2人と
3人で生きていきます。
寂しい、不安、泣きたい、普段は表に出せない言葉を
吐き出します。

現在アメンバーは受け付けていません。

ゆきです。


こんばんは。

私の住む地域もやっと桜🌸が咲きました。


去年は桜見たかな?

改めてお花見はしていなかったはず。

道路沿いに咲く桜を

車から見ただけ。


「桜を見るのは今年で最後」

「来年の桜は見られない」

消えゆく命を前によく言われます。


私は母が10年以上前に進行した癌と

闘っている時は桜を殊更意識していました。

これが最後の桜?来年は?

病が分かってから2回桜を見て

母は逝ってしまいました。


だから私は桜の季節は悲しくて

お花見はそれ以来行けません。


夫の闘病中もあと何回桜を‥が嫌でした。


ところが、夏には我が家から少し歩くと

花火大会を一年に一度

遠くに見ることができます。


夫が元気な時は、花火の打ち上げ時間には

まだ帰宅してませんから、

一度も一緒に見た事がありませんでした。


でも闘病中は家族で見る事ができました。


一年目の花火は病気が分かってすぐ。

夫は花火の写真を何枚も撮っていました。


二年目のそれはもう抗がん剤が効かなくなっていた頃。

花火では無く子供達の写真ばかり撮り、

家へと帰る途中は涙が溢れて止まらないようでした。

もう来年の花火は見られないと誰よりも分かっていたのでしょう。


この1週間後、体力、精神の限界を迎え入院し、

退院することなく逝ってしまいました。


今年はお花見だけでなく

花火見物もまだ行けそうにありません。


桜と花火は悲しいです。