アメリカでビジネスしている友達が、一時帰国した![]()
高校の同級生の彼女は、仲間内でも群を抜いて突飛な人で、秀才というより天才、人間というより宇宙人。日本のトップクラスの高学歴でありながら、気取らず、気さくで、ユーモアに富み、その上おおらかで心優しいという、まぁ、とにかく私もみんなも彼女が大好きなのだ![]()
その彼女、この度の帰国で、渋谷109に行きたいと言う。
…私、おそら10年近く109に踏み込んでいない
かなり気後れするけど、彼女のリクエストなら行くしかないでしょ
恵比寿でランチ後、行って来ました、イチマルキュウ
こりゃ、すごい![]()
どのフロアーも女の子で溢れかえっている。ところどころに点在する、おじさんおばさんのまぁ目立つこと。そういう我々自体も女の子の波から浮いていないことを祈りつつ、一階から順にお目当ての品を探す。
目指すは手頃なスーツです
検討の末、最終的にたどり着いたCECIL McBEEで、彼女はショップ店員のオネエチャンに言った。
「社長っぽく見えるスーツありますか
」
そう、彼女、事実、立派な社長さんなのである。が、基本的にいつもカジュアル(ときにポップで過激)な装い。以前、その延長であまりにラフな格好でアメリカの入国審査に向かったところ、「あなた、ホントにビジネスしてるの?」と危うく別室に連れて行かれそうになったそうだ。
明日、アメリカへ戻る彼女は、一目でキャリアウーマンに見えるスーツが欲しいと言う。でも、スーツなんてほとんど着る機会がないから、できるだけ安いのでいいんだってさ![]()
「ちょっと水商売っぽいやつがいいです。」
「あと、実年齢より上に見えるものがいいです。」とスーツ選びは続く。
気が付けば、自分よりも大幅に年下のショップのオネエチャン
人をあおる上がり調子の大音量の音楽と、途切れることのない人の波のなかで、よくもまぁ、あんなに可愛らしく仕事が出来るものだと感心した。私には到底無理だ。
カリスマ店員という言葉もすっかり下火になってしまったが、109はやはりショップ店員のメッカなのであろう。若く可愛らしく、感じの良いショップ店員のオネエチャンは、とても好印象であった。
元販売員の私も久しぶりに本気を出して、社長っぽく見えるコーディネートを必死に探し、ちょっとセレブな社長ルックは完成![]()
果たして、ショップ店員のオネエチャンは、彼女が本当に社長だと思っていたのだろうか…。
シャチョさん、明日、無事入国できますように。
今日は一日楽しかったーー
これからも、ちょくちょく日本へ来てくださいまし![]()
