どうぞ遠慮なく笑って下さい




お酒での失敗談

 

 お酒での失敗談(コントのような実話)


20代の頃勤めていた会社の

泊まりがけの忘年会のこと

じゃんけんで負けて司会をさせられた私は

緊張のあまり飲み過ぎてしまった。


気がつくと宴会場近くのトイレで寝込んでいて

履いていたスリッパが片方、便器に落ちている。

何時間たったのかもわからない。


目を覚ましてトイレから出ると

宴会場の明かりが消えていて

誰もいない。

仲居さんすらいなくなっていた。


これは大変だと気がついた。


私は、かなり年上の女性社員たちと

同じ部屋をあてがわれていた。


私は自分の部屋を探してさまよった。

スリッパが片方ないもんだから

靴下で、歩き回った。


その大きな温泉宿は増築をしていて

複雑なつくりをしていた。

方向音痴の私は、なかなか自分の部屋に

たどり着けない。


歩き回っていると、よその団体の男性から

声を掛けられ、怖くなって逃げた。

そして途方に暮れ、泣きながら歩いた。


しばらく歩いて、ロビーに出られた。

同僚の男性に会ったので

私の部屋まで案内してもらった。

 

ようやく部屋の前にたどり着いた。

しかしピンポンをいくら鳴らしても

おばさまたちは鍵を開けてくれない。


私は仕方なく、男部屋に頼んで

わけを話して寝かせてもらった。


しばらくすると

いびきが聞こえた


誰かがキリキリと歯ぎしりを

していた


プーッと屁をする者もいた


泊めてもらっているから

贅沢は言えない


しかし

この部屋ひどすぎないか。


しばらくすると、いびき💤のすごい

中堅社員のSさんは


布団ごと運ばれ

便所の前に寝せられていた。


翌朝、おばさま方の視線が冷たかった。

私はこの経験で

人生と酒の厳しさを知った

そんなお話でした。


読んでくださってありがとうございました😊


 

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