- 空の巣症候群2〜お母ちゃんは大丈夫だよ〜（アトピー治った話）
一人暮らしを始めた息子が
珍しく電話をよこしました📞
電話の様子からあまり良い内容ではなさそうです
「お母ちゃん、じんましん出た
」
「こっち（自分）アトピーだったよね？
子どもの頃」
そうそう、確かに息子はアトピー性皮膚炎と
診断されたことがありました。
そして母である私の「我流のお手入れ」でなぜか治ってしまったという
信じられない経験があるのです
今日はそれを書いてみようと思います☺️
息子は産まれるとすぐ、肌荒れがひどく、
口の周りが泥棒のヒゲのような範囲で、
赤くただれて皮がむけていました。
身体もところどころ赤くなっていて、
少し成長して意思表示ができるようになると、
痒がって泣いていました
「掻かずに、静かにポンポン叩いてあげましょう」
「濡れタオルで汗を拭いてあげましょう」
「濡れタオルで身体を冷やしてあげましょう」
やってみたけれど、息子には、残念ながら
気休めにもなりませんでした
病院での血液検査の結果
言葉のキツめの男性医師より
「あなたのお子さんは
○○のアレルギーがあります」
「これを食べさせてはいけません」
「毎日、敷布団全ての表裏に
必ず掃除機をかけなさい」
「加湿器を回しなさい」
「アレルギーの飲み薬を処方するので
飲ませなさい」
「この消毒薬で、掻きこわした所を消毒しなさい」
「朝と夜はこの軟膏を、
昼間はワセリンを塗りなさい」
「石鹸はこれをおすすめします」
大変だそ、これは！
今と違ってまだ素直だった30代の私は、
お医者さんの言うとおりに、
まずはやってみることにしました。
腱鞘炎の手に無理をして
毎朝、敷布団の両面に掃除機をかけました。
夫と布団を並べ、なおかつ
当時住んでいた借家は
下からとても冷えが来るので、
各自敷布団を２枚重ねていました。
子どもは私のダブルサイズの布団で
一緒に寝かせていました。
ということは、毎朝敷布団４枚の
表裏に掃除機をかけなくては
いけませんでした
これはとても大変でした。
しかし続けました。
飲み薬は、飲ませても、嫌がって泣いて、
しまいには吐いてしまいました。
塗り薬、保湿剤は、風呂上がりに
一生懸命塗ったけれど、
肌は変わりませんでした。
当時夫は、22時半ごろ帰宅する
毎日でしたので
子どものお風呂は私が1人で入れていました。
脱衣所を暖かくしておいて、
まず私が全裸になります。
脱衣所の床にバスタオルを敷きます。
そこに赤ちゃんを寝かせます。
身体にバスタオルを掛けてあげます。
赤ちゃんが自分で動くようになってからは、
脱衣所に歩行器を持ってきて
そこにハマっていてもらいました
泣かれないように赤ちゃんに声をかけながら、
自分はマッハでシャンプーして
身体を洗います。
自分の泡が流れたかどうかも
わからない状態で、頭にタオルを巻き、
今度は赤ちゃんをお風呂に入れます。
赤ちゃんを洗い終わったら、
素早くバスタオルで包み
暖かい部屋に連れて行きます。
赤ちゃんの保湿は時間との闘いです⏰
全身に保湿剤をこすらないように塗ってやり
テカテカの我が子に服を着せ、
抱っこして思う存分慈しみます
ひとしきり可愛がったあと、
自分はまだ全裸にバスタオルを
巻いただけの状態だと気が付くのです
自分の「保湿」は、ほぼ、
する暇がありません。
こういうママたちの日々の頑張りを、
パパたちにもわかってもらえたらなぁ
と思います。
✨✨✨
そうやって毎日、
赤ちゃんの肌のために努力を続けるのですが、
ある時、思ったのです
全然治らないじゃないか？
そこで、その晩から私は
「赤ちゃんの身体を洗うことを
やめたのです」
といっても、
お風呂には普通に連れていきます。
ただ、石けんで身体を洗ってあげるのをやめ、
お湯で撫で洗いするだけ。
シャンプーだけは、時々使っていました。
そして充分に流し、毎日保湿をしました。
数日経つと、息子の肌は
見違えるように
すべすべに白くなりました
敷布団の掃除機かけも、
しなくなりました。
肌トラブルは落ち着き、
ごく普通の肌の子どもになりました。
そして月日が経ち、大人になりました。
それでも、スギ花粉の時期、
今の時期だけは
どうしても肌が荒れます。
顔がカミソリ負けみたいに
ボコボコ荒れてくる。
春の訪れを肌荒れで知るのです。
それは新社会人となった今も
続いているみたいです。
息子が小さい頃の私も、
すごく頑張っていたなぁって
懐かしく思い出します
今、子育て中のママさん
お子さんのお肌で悩んでいるママさん
あなたはじゅうぶん頑張っていて
すごくえらいと思います👏
毎日本当におつかれさまです💕
読んでくださって、ありがとうございました😊
