デキャンターは陶器。梁塵窯の門馬さんの作 | イタリアンシェフのため息/Piccolo Piazza

デキャンターは陶器。梁塵窯の門馬さんの作

もう10年以上前からデキャンターとして使っている器。

作家は、“液体又は何かを入れる器”とだけ定義しているので

ワイン以外の液体も入れて使った事もありましたが、現在は

ワインのデキャンターとして使用中。

初めて手にしたお客様は、グラスに注いでから器を眺めて、一言。「むにゃ、むにゃ」。

透明なガラスのデキャーターでなく、陶器に入ったワイン?。

デキャンターとして
$イタリアンシェフのため息-デキャンター
水差しでもミルク入れでも、思うまま好きに使って下さい

「使い方、別にいいんじゃない、好きに使えば」その時、良く聞く口癖でした。

コレはなに?と色々聞いていたのでしょうね。

あれから15年が経ってしまいました。

今の梁塵窯→の門馬さんの作品。


門馬さんと初めて会ったのは

阿蘇でPiccolo Piazzaを開く前、のんびりしていた時の事、

祖母山に行こうとして車を走らせていたら道に迷ってしまって、

すれ違う車もなく、人の姿も見つけられず、面白い事になって来たなと思っていたら

手書きの看板→が目に入って吸い込まれるように思わずハンドルを切ってしまったのが運の付き、

細い道が終わった先に家が一軒、ユータウンする事も出来ず車を止めた先は梁塵窯の敷地内、

それが、門馬さんとの出会いの始まり。

話している間に夜になり雪が降り初め、まだ誰も通っていない新雪の上を

月明かりのもと車を走らせていた事を思いだしました。

それから沢山の作品が焼き上がっていってまだ見ぬ陶器の姿形に思いを馳せば

ひょっとしたら、夢の中で出会えるかも。