桜と木苺 | イタリアンシェフのため息/Piccolo Piazza

桜と木苺

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桜と木苺

阿蘇では、大雨が降っても、台風が来ても、雪で道路が凍結しても

店は開ける事にしていました。そんな中、閉店後、帰ろうと車に乗ったら

お客様が来て店を開けなおした事も何回もありましたし、

中には、オーダーストップの時間に間に合うように国道57号を急いだあまり、

スピード違反をして警察に捕まって、閉店後にたどり着いた人もいました。

石神井公園は陸の孤島ではないので、自由に店を休もうと思って始めましたが、

やはり、定休日に来られるお客様、早めにたどり着いてしまったお客様、

ほって置くわけにはいかず店を開けてしまいます。この頃は、うち目当ての方に

限定するようにはしていますが。

今回のような事が起こるとなおのこと、何かがあったからと簡単に店を休みにすることはできません。

そして、店は時に避難所の役割を求められることがあります。

ホッとしたい時、何かを話したい時、嬉しい事が合った時思わず足が向いてしまう。

そんな出会いが、花を生けるマダムの心に伝わって、

思わず、何度も生け直す事も。