『学校ウサギをつかまえろ』演出の吉村祐樹です。
今回の5年ぶりの再演で、キャストも半数以上が学校ウサギ初出演。
中には前回の上演を観ていない人も。
劇団で繰り返し上演されているこの作品。
僕が入団した時に恭ちゃんという役をやっていたのが眞山さんでした。
そして、僕が恭ちゃんをやった時には眞山さんは台本を担当し、前回の公演では台本は引き続き眞山さん、僕は演出をやることになり、恭ちゃんは三坂君になりました。

このように劇団ではこの作品が受け継がれ、それぞれの役が4〜5代目になろうとしています。
稽古中、ふとそんな時間の流れをふと感じました。
初演から演出とキャストが変わっていく中でも変わらない作品のテーマ。
その時々のキャストのアイデアが盛り込まれ、変わってきたもの。
この作品に関わってきた劇団員の想いが色んなセリフに乗り、引き継がれている。
この作品について劇団員が色んな話ができる。

毎回そうなんですが、この作品をやる度に、演技することとは別に、劇団という大きな流れの中にいることや、大事な作品をやっているという責任をひしひしと感じています。
そんな素敵で、大切な作品をやらせていただけることをとても嬉しく思っています。

これからもワクワクドキドキしながらウサギを追い続けて行きたいと思っています。