こんにちは。劇団員の山田裕です。 
僕は今、仙台にいます。
 SENDAI座プロジェクト公演「十二人の怒れる男」の稽古中です! 

こちらに来てから約3週間が過ぎました。
暑い暑いと聞いていたけど、関西ほどじゃありません。
夜は肌寒い日もあります。
今のところ、暑さが苦手な僕にとってはちょうど良い気候です。  
こっちに来て驚いたことは沢山あります。 
道路の広さ。
初めて聞く地元の言葉。
(仙台の柏谷さんが稽古場ダイアリーにも書いていましたが「いづい」とか、あと「がおる」とかね) 

それから何といっても食べ物の美味しさ。
日本酒の美味しさ!  

とにかく稽古以外にも刺激が一杯なんですが、まずは稽古場の様子をお届けします。  

今回の座組みは自分より年上の皆さんが大多数。
大人、且つユーモアも忘れない稽古場の雰囲気の中、思い切り皆さんの胸を借りております。
いや、借りてばかりじゃダメなんですけど。

今は読み合わせから徐々に立ち稽古に移ろうとしているところ。 

「十二人の怒れる男」は題名の通り、出演者が全て男の会話劇です。
役者はほぼ出ずっぱり。
全編で熱い議論が繰り広げられます。  

こんな感じ。




負けじと議論する山田。



そんな稽古の最中にもカメラに手を振ってくれる陪審員2号、
西塔亜利夫さん。
 


ありおさんの怪演は、時に稽古場を爆笑の渦につつみ込みます。
上演で他の役者が噴出しませんように。  


陪審員3号、渡部ギュウさん。 


渋い風情ですが、これまた激しい役柄です。
細やか且つ大胆に芝居に取り組むギュウさんには見習う所多し、です。
右側に写っているのが演出の伊藤み弥さん。
演出ならではの真剣なまなざし。  

最後に陪審員9号、藤原貢さん。 
 

僕には絶対真似できない空気感をまとったお芝居をされます。
普段の人柄も素敵な大先輩です。
そんな藤原さんと陪審員10号の僕は舞台で席が隣合わせ。
対決シーンも沢山あります。
いや、プレッシャーです・・・。  

稽古は折り返し地点を過ぎて、残り3週間弱。
8月の東京公演を皮切りに、ピッコロシアターでは9月14、15日に上演されます。  

あの震災の年に上演され、高い評価を得たこの作品。
僕の大好きな戯曲でもあります。
あの時と変わらない、いや、それ以上の面白さになるように精進したいと思います。 

皆様是非ご来場くださいませ。
劇場にて皆様とお会いできるのを楽しみにしております!