TVで、とある人のお顔をじっと見ていたら、ふと思った。

「この人、とてもやさし気に微笑んでいるけど

実生活では、けっこう厳しい人で怖い印象の人かも」

 

ハードな自分を隠したくて

ソフトにみせようと必死になっているかもしれない。

それだけ、今、本当のところはしんどいんだろうなと

逆に察してしまった。

 

エネルギーはどんなに隠しても

漏れてしまう…。ごまかせない!

だから、面白いんだよね。😊

 

 

昔の友達のことを思い出した。

ある時、一緒に

物乞いの人がお皿を置いて座っているところを

通りがかった。

すると彼女は

「ふん、物乞いなんか」と、一瞥を投げた。

それが、普段の、リスのような愛らしさ(顔も)

とうってかわっていて、

「この子、かわいいけど狂暴かも。

プライベートではかなりキツイこと言ってそう」と、ふと感じたのだ。

 

彼女はその時、私同様、親を頼って実家暮らししていたのだけど

ある時、親から「なに、たかってるのよ」と

一言くぎをさされたと言っていた。

 

そんな彼女は、物乞いしている人に

自分を重ねて、一瞥したのだろう。

「親を頼っている自分を許せない」

そんな自分への厳しさが、あの時、狂暴さに感じられたのだろう。

それだけつよく、自分を責めている…

 

と同時に、ほかにも彼女にまつわる記憶がでてくる、でてくる…

そういえば、いつも

よろしく、よろしくって言ってたなあ!

何でも最後には、よろしくねをつけてる子だった。

時には、いつもお世話になってるから、といってモノをくれたり…

「私のことよろしくね」っていわれているみたいで

うっとうしかった。

(そういえば、彼女のお母さんも、うちの子よろしくお願いしますね

ってあちこちで言ってるようだった)

 

そう、「私は無力だから、よろしくね。」って

彼女は無意識にも実感してたのだ。

何不自由なく育ってきた彼女は、恵まれていたようで

唯一、自分の意思を奪われて、持てずにきたのだろう。

自分の力を明け渡して、無力さを実感して生きてきた人。

そのことへのとてつもない悲しい怒りが、

狂暴さに映ってみえたのだ。

そして、目の前に、同じような無力さを抱えた人を

目に映していたのだ。

 

かつてともに過ごしていたあの子の

そういえば、あんなこと、こんなこと言ってたな…

あの時、あの時の言動の出処が、

いまになって、すべてひとつにつながった。

 

そして、そんな彼女のことを振り返っている私自身も

同じような思いを経験していたから、わかるんだよね。

私は、逆に、「よろしくね」なんか使わないんだから…

と反対側をやっている人だった。

自分ひとりで、がんばるのだとやっていた。

甘甘の彼女とは、大違いだ!と思いながら

いっしょにすごしていたっけ。

 

でも、

どっちも実は根っこは同じ。

人に本心を明かせず、

孤軍奮闘で、ほんとうはいっぱい甘えて頼りたかった人。

自分の意思を生かすことが困難だったから

自分のことを無力だと勘違いして動けなくなってしまっていた人。

そんな悲しかった私に、

いまの私が、よりそってあげたいと思います🧡