Prince avec 
Kate Bush
〜夢の饗宴〜

 今日は謎の死を遂げたプリンス
Seventh Anniversaryだ。
…プリンスとケイト・ブッシュが過去に共演した事実があるのはご存知だろうか?ケイトの93年の作品「Red Shose」でのことだ。
 これは彼女の会心作であると同時に、様々なアーティストの賛同と互いのリスペクトを込め合うものとなった。ジェフ・ベックエリック・クラプトン…そして、プリンス
 ケイト・ブッシュはアーティストから敬意を表される数少ないミュージシャンズ・ミュージシャンの一人と言って間違いない。彼女からオファーがあれば、やる気茶屋さながら「はい!喜んで」。
 ケイトが英国から米国のプリンスにデモテープを送ると、瞬く間に完璧なアレンジで送り返されてきたと言う逸話がある。
 このアルバムの最高の聴き処 “Why Should I Love You?” では最早ケイトの影は薄れ、プリンスの色に染まっている。それほど彼女自身が納得し手放しで解き放った逸品:パーフェクションであった証
である。
 聴き進めると、間[ma]を大切にした曲と歌詞から、プリンスのソリッドなギターと、中盤(2:40〜)揺らめき湧き上がる紫煙のコーラスが聴こえるだろう。即ち、

麗しき紫
最も純粋なる金
聖心の赤
霊魂の灰色

L唇の“L”が開き
O聖体の“O”に
V神聖なる“V”elvet
E私の目の“E”
謎に満ち溢れた目…
あなたを愛する目…


まさしく〝紫の貴公子〟であった☦️ 


*しかしながら、曲の骨子となる印象的なオルガンのリフは元来 Kate Bush のアイディアながらも、極めて Prince 的なイデオムを用いているのは偶然ではないと、筆者は考えている。

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