後期マティア・バザールとしてひっそりと佇む第三作目「サウサリートへようこそ」からのシングルカット曲 “魔法の言葉” は戯けた出だしから始まるアップテンポなナンバー。 さりげなく聞き流してしまいそうになるが、聴くほどに味わいが出てくるアタリメ的佳曲と云えよう。
新歌姫として気負う事なく、自らもギター片手にヴォーカリズムに工夫を凝らすラウラ・ヴァレンテの姿勢は好感度急上昇。評価されるべきものである。
特に、節々で〝ジャーン!〟とかき鳴らされるギターが妙味のあるアクセントでクセになる。是非お試しあれ。
つづく