みなさん、こんにちは。

和精油ワイワイ人間のこんみゆです。

今回はこちらの記事に引き続き、若桃の蒸留について。

 

 

 

 

 

前回はフレッシュな生の若桃を使って、実を切り刻んで臨んだ蒸留。

 

どちらかというと「硬い」実をサクサク切ってリカロマminiに詰め込み、きちんと中に入れる水も計量して入れた超初心者。

 

ズボラーなこんみゆは、「冷凍した若桃だったらどうなるの?」を検証するため、丸ごと凍らせた若桃を全解凍し、包丁で種から実を取っていく。

 

音声メディアstand.fmでこちらの記事を耳で聞いていただけます💁🏻‍♀️

 

 

 

 

 

全解凍した若桃の様子

何だろうこの感触は、切りやすいけど切り離した実は切り刻みにくい。

 

ちょっとブヨブヨ。

 

理論から考えると細胞壁は壊れているはず。
(皆さん理科の授業を思い出して!あるいは凍み豆腐!)
 

そうすると、より芳香成分が取れるのかな?

などと、かくも浅はか〜〜〜な考えで凍らせた若桃からの蒸留にチャレンジすることになったのだけれども、兎にも角にも、冷凍すると大変なことになるということがよく分かったので皆さんにまたもや「しくじり先生」としてシェアすることに決めた。

 

 

ギュウギュウ調子に乗って詰めました

先程「ブヨブヨ」と表現した全解凍した若桃の実。リカロマminiの採集用ビーカーの周りに詰めていく…

 

詰めていく…

 

詰めていく…
 

ブヨブヨだから用意した分入ってしまった!

 

まぁそうすると、自然とビーカーの中に原料が入らないように被せる「カバー」(付属のジッパー袋)を引っこ抜きにくくなる。アホやん…と思いながらも、ヨイショっと何とか引き抜く。

 

そして気がつく水の色。
 

完全にギュウギュウした時に汁が垂れてる……過熱前にもう、ジュースになってもうてるやん。ジュース状態の水を沸騰させた蒸気でも蒸留可能なのだろうか。そっと無視する。(あとで思えばハイドロ蒸留という方法もあるけど、この時余裕なし)

 

泡あわ、アワワワ

IHヒーターのスイッチを入れて、過熱スタート。

 

今回は「加熱」のボタンを忘れない。

 

よしよし、私も学習したぞ。と思っていたら、さすがジュース化した水、沸騰し出したらすごい泡が発生。

 

詰めた実の真ん中あたりまで大きめの泡がブクブクと…

 

やはりギュウギュウ詰めるのではなかった。

 

 

画像1

 

 

この日は友だち親子が「サスティナブルオイル蒸留体験」に参加してくれたので、氷を入れてもらいました。
 

(遠くの方でIKEAワンワンの寂しいお尻が見えてますが、気にしないで)
 

このあと氷に塩を振りかける作業もやっていただいて

 

とりあえず20分で蒸留にチャレンジ。

 

 

20分濃い話をした結果

友だちと濃い話に花を咲かせつつ、20分のタイマーで蒸留終了してみました。

 

途中、やはり泡泡アワワになるので、火力を調整しつつ…“追い氷”をしつつ…

 

※追い氷・・・蒸留を続けていると冷却装置の氷が溶けてぬるくなるため、追加で氷を入れること。勝手にそう呼んでいるだけ。

 

冷却装置(氷を入れる部分)を外してみると、ほぼ満タンになったビーカー。

 

取れてます、取れてます!

 

 

 

アツアツのビーカーを取り出す

蒸気を当てていたのだから、当然めちゃくちゃ熱いビーカー。

 

私は少し冷ましてからミトンで掴んでいます。

 

素手でいけるようだったら、素手の方が持ちやすいですが、本当に火傷注意です。

ギュウギュウに若桃を詰めたので、取り出す時も気を使います。

 

中にぽっちゃーんって原料が入ってしまったらどうしよう!?

 

と思いながら、慎重にビーカーを引き抜いていきます。

 

 


けっこうしっかり取れている!

 

 

 

甘めの香りの芳香蒸留水が取れています。そのままではまだ熱いので、しばらく冷まします。
 

今回は「泡あわ、アワワワ」となっていたので、濾過するためにキッチンガーゼを利用。うん、使いやすい。(キッチンガーゼのロールになってて切って使うやつ)

 

いったん口の広いビーカーに移しました。沸騰用の水は入れすぎるとダメなんだということが如実に感じられました。

 

完全に冷めたら、こぼさないようにスプレーボトルに移しかえてボトリング。

 

 

完成!

できあがったスプレーボトルは、参加してくださった友人親子にお持ち帰りいただきました。

 

まとめ

今回も「無駄になるはずだった摘果した若桃」を使って蒸留してみました。
 

前回とのちがいは「フレッシュor冷凍」。
 

所感としては、フレッシュな方が桃の葉ローションのような香りは蒸留しやすく、冷凍の方はどちらかというと甘めに感じました。個人的にはフレッシュの方がおすすめです。
 

 

原料の詰め込み方、蒸発させる用の水と原料から出る水分の調整、に関しても、フレッシュの方が調整しやすかったと思います。

 

 

今後このような「摘果」によって廃棄予定の果実が出る場合、できれば摘果してフレッシュに置いておける状態で早めに蒸留をした方が、より芳香蒸留水あるいは精油が取れた場合に活用しやすいのだろうと予想されました。

 

 

もし、
「摘果した果実の使い道に困っている・・・」
「全部捨ててたよ!」
「剪定した枝葉があって困る・・・」
「間伐材の枝打ちして処理に困る・・・」
「蒸留?どんな感じなの?」
「アロマってなに?和精油(わせいゆ)ってなに?」

 

という方がいらっしゃったら、ぜひご連絡いただければと思います。
 

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