裏本場に1人で移動。
それなりに上り潮の押っつけている裏本場一帯。
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真ん中寄りに竿受けを構える。
時間がないので、これなら勝負が早くなるんじゃないか?サザエにひと工夫、思いついたことを試してみて、2個掛け。
とりあえず教わったポイントに1投目を放り込んで、オモリが止まるところを探して待つ。


アタリねぇなぁ…。
穂先がかすか~に、モヤモヤしたアタリを捉えているが、どうせサザエの白身をチクチク齧る小魚じゃ…
しばらく放置しても何にもないので、上げてみると、エサはほぼ無傷。

うーん、じゃあ、こっちはどうだ!
2投目は全く違うところへ。
ポイントとして聞いてはいない場所だったが、うっすら見える沈み根の肩を狙ってみようと思い、沖にぶん投げてそろそろと仕掛けを引っ張って、オモリが落ち着くところを見つけた。


腕時計を見ると、14時…
今日も終わりやなぁ。。
たまにゃ~終了間際の逆転ホームランとかないもんかねぇ…ショボーン

次はどこに仕掛けを入れようか…と考えながら、
次々回ぶんの残りのサザエを叩き割っておこうと、
座ったまま後ろを向いて手を伸ばした瞬間、

(カチャッ…)

と背後から小さな金属音。

ハッ!として竿を見ると、
とんでもない振れ幅で、バィンバィンバィンバィン
と穂先が揺れているw
何かアタッて、竿尻がズレて尻手カンが振動して音が出たのか!

え!アタリ見逃したか?!何だ!?

と目を丸くして穂先を凝視していると、

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ガンッ!!!

ガァン!!!


ドキィ!ポーン心臓バクバク!!
なにこのド派手なアタリ!朝の本命くさかったアタリよりデカいぞ!
海に潜った福地さんがイタズラで引っ張っとるんやないんか?w


これ本命のアタリ…だよなぁ?
こんなに激しいのかぁ…

ガァン!!!

ガッ…

ガァン!!!

座ったまま、のんびり、感心しながら穂先を見守る。
いやー、こりゃすげえや。朝のアタリより全然派手だわ。
とりあえずタバコを…
と思ったら、最後のガァン!で糸ふけが大きく出た。オモリが外れたか!?

ゆっくりと糸ふけを巻き取るが…やはり仕掛けが外れたらしくどんどん流されていき、止まった先でアタリが消えた。あちゃ~…

新しいエサをつけて同じ場所に放り込んだほうがいいような気がして、回収しようとしたら根にオモリが引っかかり、このタイミングで痛恨の根掛かり…マジかよ!!
オモリロストで済んだが、
あ!そういやオモリ、本場に置いてきた!くっそw

慌てて本場の荷物置き場に戻り、35号のオモリを2、3個わし摑みにして、コウキに

「おい!本物っぽいアタリが出たぞ!こっち来いよ!」

マジっすか!とコウキも一緒に裏へ。

急いでオモリをつけて、用意してあったハリスをつけて、また同じところへ放り込む。

ドキドキ…まだいるかな??あいつ…


カツカツ…

ガッ…ガァン!!  ガァン!!!

うわ、まだいたwww
アタリすんごいなオイ!

「うぉーすげぇ!本物っぽいよこれ!」

とコウキに呼びかけるが、コウキは相変わらずワサ用の小さなハリのまま、手持ちでボケーっとしている。

ガァン!…

ガッガッ…ガァン!


で、ついに、


ガッガッガッ!

ギュウゥゥゥゥーー!!↓↓↓


「入ったー!クラッカー

思わず立ち上がって、竿に手を…いやちょっと待て、

穂先が海面に向けて深々とブッ刺さったまま、
モンモンモン…と揉んでいるのを確認して、
石突を抜いてそのまま元上をぐいっと!思いっきり煽ってアワセてみる。

よっしゃ、乗った!
「来たよっ!コウキ!」

竿を立てて戦闘開始!
巻けコラ浮けコラァァア!!ムキー
もうやりとりもクソもむちゃくちゃ。
顔を真っ赤にしてリールをガギゴギいわせながらゴリ巻きゴリ巻きゴリ巻き。

カンダイか!?イシダイか!?
かわからんが、ゴンゴン潜っていこうとするが、竿を立てたまま耐える。耐えろーー!俺の作ったハリス!飛ぶなよな!!

「本命っスかー?」
とコウキの間の抜けた声が聞こえる。

「いや…わからんが、たぶん!イシダイ!?」

ガギゴギ必死に巻き取るが、親指で糸を左右に振るのは忘れない。
石鯛リールはレベルワインダーついてないから、
素人が慌てて巻くと、糸が真ん中だけ盛り上がって巻けなくなるんだよ!て笑い話を何度も聞かされているから、絶対それだけはやらんように気をつけてる。

何度か突っ込まれ、引きを楽しみながら?半分焦りながらも、足元に浮いたのは紛れもなく本命イシダイ!こないだよりは良いサイズか??

ところが、ブチ抜こうとしたら、足元の根にナマリが引っかかったゲッソリうげげ!!

「コウキー!取りに行けるか!?ちょっと頼む!」

磯際に降りたコウキ、ハリ外れたら嫌やし、軽く揺すらんでいいから!!ブチっとやって!ブチっと!
なんとか捨て糸が切れてくれてズリ上げ成功!

あー、よかった…ありがとう笑い泣き

前回よりはサイズアップ!!お腹パンパンのイシダイだー!
3キロはなさそうだけど、、2キロちょいくらいかなぁ??
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前々回に引き続き、イシダイ釣れましたー!

終了間際の逆転ホームラン、キター!
諦めずに場所移動してよかった!
18号のハリはがっちり、カンヌキに刺さっていた。めっちゃ嬉しい(笑)

ここに来てようやく、コウキの目の色が変わる。
イシダイいるんじゃん…みたいな顔。ワサ狙いからやっと目が覚めたのか?オイ(笑)

僕はもう満足だし時間もないので、竿を後ろに置いて、
コウキ!!ここでやれ!
小針をさっさと外させて、イシダイ用のハリにチェンジ。
仕掛けを放り込む場所と、引っ張ってきて止める場所を教えて、やってみて!!ほら!

慌てたのか?コウキ、豪快にバックラッシュゲロー
なんしてんの…

ほどいている間に、ナマリが根に食われ、しっかりと根掛かり。根掛かりリングを貸して外させると、
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今度は仕掛け一式がお亡くなりに…チーン
パワプロだったら確実に特殊能力チャンス✖️つくな。

瀬ズレは!?持ってねえのか?!
ないっス!!!
さっさと取ってこい!w

時間はすでに14時半過ぎ。みんなとっくに片付けてる時間。
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今度はナマリをなくし、また走って本場に戻ったコウキルドルフ。
2度の本場~裏本場間の調教で、息も絶え絶え。
最後の1投や!がんばれ!!

アタリないなぁ…

ダメでしたw
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お前なぁ…俺より先に、去年底物始めてるのに、あの小針で遊んでたのはどういう訳や?石鯛釣りたくないのか?とお説教。

コウキルドルフと共に。
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お腹パンパン!美味しいのかな!?
このイシダイは、戒めとしてコウキにプレゼント。


南礁に帰還。
福地さんの「釣ったのか!??!」の驚きの顔が嬉しかったぜ。
ま、店内に貼る記念写真は、
笑えよ!!オラ!と恫喝?されて
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毎度おなじみアホ面で!
2.56kgの若者石鯛でした。
まだイシダイ釣りを始めて5回目で2匹。
これも、南礁の福地さんや、常連の底物師の皆さんがいろいろ教えてくれてるおかげです。ほんとに。
みんなに釣らせてもらったイシダイ。
途中まで一緒だったT田さんはほんとに喜んでくれたし、底物師の皆さんはびっくりしてたし、その後も涙が出るほど嬉しいことがあった。
い1日になりました。

これからも、見習い底物師のぼくですが、
目標の1貫目(3.75kg)超えのイシダイ目指して頑張ります!




…シマアジシーズンが始まるまでは、、ね?