お疲れ様です。

今年も後僅かとなりました。研修が遅れております。うーむ、正月も研修動画と共に過ごすか。受験生時代とあまり変わらない生活ですね😅。やはり年末は忙しないですね。


昨年の11月半ば過ぎに令和3年も諦めずに勉強すると決めましたが、ただ闇雲にしてもこれまでと変わらない結果になってしまうと思い、方針を固めることにしました。


全体の方針としては択一は基準点プラス7-8問、すなわち57-58を目標にしました。記述も令和3年こそは絶対に足切りにかからずに基準点プラスαを確実に取ると言う方針にしました。


各論として、択一はベテラン受験生ならではの増えた細かい知識より本当に核となる知識を強く固めて、出題形式や文言に惑わされずにどんな角度から出されても答えられるようにする事を目標としました。また、会社法や商業登記法改正にも、他にも改正が有れば対応する事も重視しました。

また、長年の受験生活で択一はインプットとアウトプットが同時に出来る教材が自分に合うことも分かっていました。更には記述に時間を掛けられるように択一はコンパクトに済ませると言う方針をとりました。令和2年は答練番長でしたからlecの講座なら安く受講できました。そんな私にとってはケータイ司法書士60日完成講座は魅力的に感じたので受講して、これをペースメーカーと改正対策として利用しました。テキストもこの数年は中上級講座テキストを使用して来ました。でも、ベテランになり、先述の通り細かい知識や応用論点に触れる機会が多くなると基礎の基礎が抜けてきている気がしていました。また、どれが大切な知識かの判断が付きにくくなっているとも感じていました。そこで改正民法対策で文章が読みやすかった事、それにメイン教材のケータイ司法書士と著者が同じ森山講師という事、更に私がlec慣れしていてlecの講師の図表が見やすかった事からVマジックも通読することとしました。なお、会社法は図表形式で比較しながら覚える事も有効だと経験上知っていたのでパーローも特に会社法は併用しました。


迷いましたが、具体的な勉強方法に触れます。

私はベテラン受験生でした。長期受験生で、決して効率的に勉強できた人間ではないので、これが唯一無二の勉強とかは考えていないです。ただ様々な理由でベテランになってしまい、あと一本の所で合格出来ずにいる方の何かしらの参考に出来る部分が有れば幸いだと思います。


年明け1月下旬からケータイ司法書士の右側の問題をした後に左側のインプットをしていました。ケータイ司法書士の講座をペースメーカーにしました。要は記述式も含めて60日で終わるようにしていた訳です。それまではVマジックを読み、伊藤塾のセレクト過去問を一巡していました。答練もありましたから、受講していました。予習無しでした。間違えた箇所は最初はVマジックに戻って確認していましたが、途中からケータイ司法書士で確認しました。民法は条文確認ついでにパーローテキストも時々参照しました。中心はケータイ司法書士でした。

ただ、繰り返しても覚えていない箇所は無闇に繰り返すよりテキストに戻り、自分の言葉で説明出来るようになってから再度ケータイ司法書士に戻りました。また、ケータイ司法書士やVマジックに記載されているにも関わらず複数回ミスした問題は、ケータイ司法書士やVマジックを繰り返すだけでは解けるようにならないと思い、答練問題を自分の言葉でまとめたり、答練の解説をコピーしてケータイ司法書士に挟みました。過去問も間違えた肢のみ年明けもしましたが、ケータイ司法書士やVマジックを読み込んだ上で間違えたと言うことは、その問題の論点はケータイ司法書士やVマジックだけでは対応出来ないという事で、答練同様の方法を取りました。なお、セレクト過去問の解説で細かい知識と書いてあったものは深入りを避けました。ケータイ司法書士を繰り返すうちに、比較論点や理由付けもどんどん頭の中に出てくるようになりました。その度に気になったところはVマジック、時にはパーローテキストを含めて参照して、自分なりにまとめたり、テキストとリンクさせたりしました。

そうなるといつも頭の中で知識がクルクル回るようになりました。また、超直前期はケータイ司法書士の左ページをチラ見したら、そのページに書いてあるおおよその事は空でも説明出来るようになって来ました。勿論、間違う事や抜ける事もありました。6月になると択一は非常に安定して来ました。ですから択一は逃げ切りを狙うようになりました。記述が相変わらず不安定感があったので、余計に択一での逃げ切りを作戦としました。当初の目論見より択一目標点は上げて60以上取ろうと決めました。

本試験午後択一は解きにくさを感じました。私は司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法、そして苦手な民訴系と言う順番でしました。いつもは午後択一は15問目位からいわゆるゾーンに入れる状態となり、スピード感を持ってパキパキ選択肢を切れる状態になるのですが、令和3年午後択一はゾーンに入れたのは17問目からでした。それに予備校間で解答が割れた問題はとりあえずテキトーに4にマークして、後から戻る予定でしたが、択一のマークミス確認を含めて終わったのが午後2時。もう記述に行くしかないので見直しは出来ませんでした。記述は2時間ありながらタイムアップした私でしたびっくり


要は今年の択一は基礎基本に立ち返り、制度趣旨や理由づけ、関連事項も確認しながら確実に基礎知識を習得したという事が私には合っていたという事です。使ったテキストも自分と相性が良く、運が良かったのです。


長文になってしまいました。何かの参考になれば幸いです。

また、この勉強法は私には合っていたけど他の人に合うかは分かりません。


記述についても年内に記載します。


研修と自営手伝い、掃除に頑張ります。