先週は神奈川、今週は茨城のお茶から、放射性セシウムが検出されました
今後、農産物などへの影響がどこまで広がるか本当に心配です。

今まで各省庁から発表されている内容を報告します

①関東地方へ放射性物質が拡散した直接原因は、原発周辺の大気中濃度+風向きである
雨は間接原因であり、直接原因ではない

②原発で水素爆発が発生した直後(3月21日)の大気中の放射性物質濃度が上がっている
同時に関東地方向の北東の風が吹いた
その後雨が降り、東京都をはじめ放射性ヨウ素が水道水から検出された

③以上のことから、原発周辺の大気中濃度のモニタリングが今後も重要である

④農産物などへの影響を予測するには、3月21日以降の土壌データの測定が必要
すでに各県は調査しているデータをプロットしてみましたが、風向きの流れが分かります

⑤土壌データを見ると、山地が境目になっている傾向があります
例えば、山形県は奥羽山脈があるので低い値です
福島県から神奈川県までは高い山地が無いので、放射性物質がそこまで風に乗って行ったことが考えられます
箱根の山があるので、静岡県への影響は少なくなると思われます

政府の公開資料の中では下記連絡会のものが、大変参考になります
上の①②の内容は、大原先生の資料になります
他の先生の資料も有用ですので、次回報告します

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kentoukai/houshasei_110425.html
昨日書いたこと(添加物)で、思い出したので…

昨年ある生協の店舗で期限切れの材料(豚肉)を使い回したこと(カツ丼)によって、お客様から「酸っぱい」とご指摘を頂く事故がありました

店舗では、豚肉を当日の期限で販売しましたが、売れ残った大量の豚肉を見て「もったいない」と思い、カツ丼への再利用を決めたとのことでした

ここで思うことは…
「生協で惣菜を扱うこと自体が難易度が高い」ということです
昨日も書きましたが、生協は「添加物をなるべく使わない」ことが売りです
惣菜などの日持ちしない食品は、残らない方法を考えたり、添加物を使うなど工夫しないと、廃棄物ばかり多くなってしまいます
つまり、企業の方針上、手を出してはいけない食品だったと思います

まず、期限が1日しかないのですから期限切れの確率は高い訳で、大量に売れ残った場合にどうするか(例えばエサ用)を決めておくのは当然です
そうすると採算が合わないから2日持つ方法はないか、3日持つようにして最後はカツ丼に使って、売れ残ったらホームレスの方達に食べてもらおう、といったことも考えられる訳です

「もったいない」と思うのは人として自然な気持ちであり、売れ残りを含めた環境が整備されてなかった(たぶん)こと、商品の設計品質が不十分だったことが根本的な原因だと思います

ただし、生協の野菜や卵など、生鮮品の鮮度は高いですし、品質管理や情報管理システムも完成されております
今後も食品業界をリードしてほしいと思います


ハムやソーセージは、豚肉を腸に詰めたものですが、加熱したものですので、大腸菌やサルモネラ菌などの心配はありません

それでも昔は冷蔵庫がありませんので痛んできます。
この時に増える細菌はボツリヌス菌ですが、これはO157よりも死亡率の高い食中毒菌です。

昔の人は工夫を重ねる中で、岩塩を使うと長く日持ちすることに気付きます
海水塩に無くて、岩塩にあるもの
……それが亜硝酸ナトリウムです
日本では「発色剤(亜硝酸Na)」と表示されてます
美味しそうな色を出すので発色剤の名称ですが、元は人間が工夫の中で見つけたもので、重篤なボツリヌス菌の増殖を抑えてくれます

この亜硝酸Naが使用されていないハムやソーセージやベーコンには、名前に「無塩漬」が付いており、主に生協で販売されてます

亜硝酸Naは土の栄養分由来で、ホウレンソウなどの野菜には天然の栄養分としてリッチに含まれています
使用方法も食品衛生法で細かく決められているので、野菜よりも多く摂取することはありません

生協は営業施策上、通常のスーパーと差別化する必要があるので、添加物はなるべく使わない方針ですが、日持ちといった点では劣ります

亜硝酸Naは添加物ではありますが、日持ちも味や色も長持ちさせる非常に素晴らしい知恵と経験の産物です。恐らく昔の方で、ボツリヌス菌で亡くなった方も多いと思います。

そのようなことも少し考えながら頂くソーセージ(粗挽きマスタード付)とビール(第三)は格別ですよね。