先日、前から行ってみようと思っていた中目黒の「岩茶房」に行ってきたんですよね
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以前は目黒の大鳥神社のそばにあって、その時は何度か行った事があったのですが、数年前にこちらに移転してからは初めての来店。↑これってきっと店主さんのご自宅ってことなんでしょうね。
「岩茶」というのは世界遺産である、福建省武夷山産の半発酵茶、つまり、地域限定のウーロン茶の仲間なんですよね。
この武夷山の硬い岩肌に悠久の時を経て根を伸ばした茶木から取れる茶葉は、最高級品になると原木が樹齢400年で、3本しか存在しないため、中国政府の管理の下、年間に作られる茶葉は1キロもないんだそうで
以前は皇帝専用で一般の人は飲むことが許されなかったんだけど、稀にオークションにかけられることがあって、その価格は20gで250万円…と当然庶民には手も足も出ないシロモノ。
現在出回るのは、その原木を接木して造られたもので、それでも大層高価なものなんですよね。
↑こちらは「極品肉桂」。
フラワリーな香りと甘やかな味わいが魅力のお茶。
この他に大きなポットに入った差し湯が運ばれてきて、この小さな茶壺(チャフー)に注いで抽出後このピッチャーのような茶海(チャカイ)に全量注ぎ切り、茶杯に入れて頂くという寸法です。
口に入れた瞬間に何種類もの花の香りが鼻を抜ける感覚は、お店に居ながらにして幾千の花が咲く花園にワープしたかの如く。
一煎淹れるごとに香りも変化していくので、脳内にある色々な花の香りの記憶が蘇り、一煎のお茶が過去に訪れた様々な花咲く場所へ連れて行ってくれるようでした。
8煎くらいをゆったりと長い時間をかけて味わい、とても贅沢なひと時を過ごしました
↑お店とキッチンの境にお座りする看板猫ちゃん。キッチンは猫禁制と厳しく躾けられているようで、店主の後を追ってここまで来ても、ここから先には絶対に行かないお利口さんでした
さて明日はA-sign bee
豪華絢爛カードの数々
これは行かないとダメなやつですよぉ〜