昨日は朝8時にスタジオに入って鴨をスライスし、ネギを焼き、生姜をみじんに切り、つくねを捏ねる…みたいな作業から始まって……撮影が終わってスタジオをでたのは朝7時過ぎ…。

また完徹だー。今年は徹夜仕事が多いなぁ、もぅ

撮影はもう8年?くらいやらせてもらっているレギュラーの仕事でいつも夕方くらいには終わるもので、当初、DANGANに行けるのではないかと踏んでいたんですが

急遽、その撮影商品と別会社の商品のコラボ企画のweb CMを本CM終了後から撮り始める事になり…。

別日にすればいいじゃない、と思ったら本CMの撮影中に起こった出来事のテイでweb CMをつくるとの事…。

これでホール行きの目は完全に消え失せる…スタジオは四谷でホールは目と鼻の先なのに。

web CMは CM現場が舞台になっているので、当然、各スタッフ役の役者さんがいるんだけど(例えば本物のカメラマンはその状況を撮影する訳なもんで)

ニセカメラマンが戦場カメラマンそっくりのスタイリングだったり、制作の男の子が現実のイメージとかなり異なっていて驚く。

現実には特に CMカメラマンはおしゃれな人が多いので、変なフィッシングベストみたいなのを着てる人は見た事がないし、

制作の男の子も本物は言ってみればかなりイマドキな雰囲気の子が多いんだけど、ニセモノさんは結構ダサ目にスタイリングされていて、どちらかというとテレビのADの雰囲気だった。

えー、 CM現場とテレビ現場ってそんなに雰囲気違うの?おんなじようなもんでしょ、って思うかもだけど、かなり違うんですよ。別世界。

そして驚いたのはアナのニセモノさんもいた事。

なにせ、 CM現場で主人公さんが動く訳なので、主人公さんの背景には色んなセットとかスタッフがいる訳なので。

で、ニセモノアナさん、もちろんアナ本人に似せる必要は全く無い訳なんだけど、ロングのウエーブヘアで、小花柄のシフォンのロングスカートにニットのカーディガン…となんだか普通のOLさん的なスタイリング…


え?フードコーディネーターってこんなイメージなの???

他のフードさんがどんなカッコで現場に来るかは知らないけど、アナはジーンズとかパンツにTシャツ。とにかく動くし、汚れるし、汗かくし。

初めて現場に来るアシスタントさんには「スカート、ヒール、ネイルNG、運動ようなカッコで来てね」と連絡するくらいなんですよね。

それにしても長い髪なら普通は結ぶなりするだろうし、たぶんスカートで来るフードはいないはハズ。

それにあろう事かエプロンをつけていなくて。

美大出身のアシスタントはOL風スタイリングが我慢ならなかったようで、アシスタント役のエキストラさんを見て

「あれ、あたしですかー?スタイリストバカなんじゃないですか?あんなクッキング見たことないですよー。」とご立腹

でも普通の人がイメージするカメラマン、制作、フードコーディネーターはあんな感じなのかもな。

フードは料理って事で女性らしい雰囲気?とか??

結局、カメラの位置が変更になって、本物のアナ達も出演する事になり、(…と言ってもおそらく顔は写ってない)

「アナさん、今リアルにされてた作業が動きいい感じなんで、そのお鍋からお鍋にスープを移す作業をスタートと共にやって頂いていいですか?」

と言われ、アシスタントも指示された作業を5テイクほど繰り返す。

手タレの経験は何度もあるけど、それ以外で演技をつけられる経験をするとは


途中からお鍋作業の後、ペーパータオルに手を伸ばして1枚切り取る…みたいな動きを加えて

「へへ。アドリブ入れちった

とアシちゃんと大ウケ。ま、この時はまだ夜9時くらいだったので元気だったものでね。

まさかそれから朝を迎える事になるとは。


↑こちらは仲良しの美術さん、パトリシアが作ってくれた、ニセモノのクッキングベース。


↑こちらは本物、アナのクッキングベースです。


今日は確か朝8時くらいに家に帰りつき、即爆睡。夕方17時過ぎくらいに目が覚めて


撮影の残り物で鴨肉団子汁を作り、鴨肉とアナ農園産のピーマン、お鍋に使った飾り切りしたシイタケを鴨肉の手クズと炒めて夕ごはんに。

疲労困憊だけど、自分の元気は自分で作らなくちゃ。

さて、これからDANGAN観ます!